第1クォーターは6対6。第2クォーター17対17。 接戦から後半失速したドイツ戦がふと頭をよぎるようなしびれる展開だったが、同じ過ちは繰り返さないという選手たちの強い決意が、後半のプレーに現れた。
途中出場の13番菅原は、第4クォーターでも立て続けにシュートを決め、9番高林はドリブルシュート、ミドルシュート、フリースローと、怒涛の勢いで一気にメキシコを離し、45対29でアテネ初勝利をもぎ取った。
大活躍した菅原は「絶対勝つと、勝つイメージだけをしていました。接戦で厳しい状況だったんですが、いつ出てもすぐに動けるようにと準備していました。この後も、がんがんパワーを出してメダル獲得目指してがんばんりたい」と初勝利の興奮を伝えてくれた。
同じく最後シュートを決めまくった高林は、「今この瞬間しかないんだと、初戦と同じ過ちは繰り返したくないという気持ちだった。シュートを決めるのは私の仕事だけど、そういう展開をみんなが作ってくれたので、みんなに感謝してます。この後も集中して、さらに上を狙っていきます」と、力強く語った。
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