9月20日 (3:33) |
●Paraphoto Articleいよいよバイク乗り・服部一弘 |
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やっとサブトラックを見つけた。文句を言いたくはないが、凄まじいほこりの中を案内標識の不備とスタッフの知識のなさには閉口する。聞く人によって違うことを言う。バスケットボールの試合を見るためにインドアホールに行ったのだが、ゲームをしているコートの脇のカメラマン席にいけない。スタッフに聞いても、あっちだこっちだとさんざん歩き回されてエレベーターにたどり着き、30分も前に着いていたのに、コートに着いたときにはゲームが始まる寸前だった。ゲームは女子の日本対ドイツだったが、惜しくも日本は負けてしまったがとてもいい試合だった。帰りも来るときに使ったエレベーターを使おうとすると、今度はだめだといわれ違うエレベーターを探すはめになった。教えられたとおりに向かうと、エレベーターがない。違う人に位置を聞いてなおも歩くと、一周してしまった。猛烈に抗議をしていると一人の男性スタッフがエレベーターまで連れて行ってくれた。車いす使用者にとっては忍者屋敷のような場所だった。ようやく外に出て、今度はサブトラック探しだ。ここでも、聞いた人は良くわからなかったが仲間を呼んでくれて、その彼は詳しく知っていてようやく、日本の陸上チームがいるサブトラックへ足を進めることができた。 テニスコートの手前左側に二つのトラックを持つなかなか広い場所だ。ここでも、日本チームの場所を聞いてもわからなかった。たぶん上のトラックだろうと言われ、ピットをずーっと奥へ歩いていくと、あったあった胸に日の丸を付けている人がいる。みつけたー!すぐにレース専用車いすを製作している会社、株式会社レブの代表飯星さんが逆に見つけてくれた。こうして、ようやくインタビューをさせてもらえる場所にたどり着くことができた。がっしりとした体、日焼けした顔にサングラス。そんないでたちとは裏腹に、飯星さんと話をすすめていると物作りをする人独特の優しさが強い日差しを遮って伝わってきた。
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2004
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