Paraphoto 特定非営利活動法人 国際障害者スポーツ写真連絡協議会

8月09日 (13:27)

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アテネではじめて世界と勝負!

パラフォト企画担当・佐々木のぶえ

photo筑波大学付属盲学校2年、16歳の秋山里奈選手は、昨年香港で行われたフェスピックユース大会が初めての国際大会だった。しかし、彼女のクラスにはほかに選手がいなかったという。河合・酒井という金メダリストの中で、はじめて、世界の舞台へ出ようとする秋山選手(B1)に、水泳教室の会場で会い、お昼休みに話しかけてみた。


------ いま、調子はいかがですか?

秋山「まだ、十分に練習したとはいえないです」

------ フェスピックユース(アジア・南太平洋障害者スポーツ大会)のことを聞かせてください。

秋山「ユースのためにこれといった練習はしませんでした。少し前に、河合さんと一緒に早稲田でやりましたが、それも、1ヶ月も行ってなかったと思います。クラスにひとりしかいないので、自分がライバルです」


------ 得意な種目は?

「背泳ぎがメインです。背泳ぎの練習を中心に、その他をやっています。」

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------ アテネにむけて、どんなことを考えていますか?

秋山「パラリンピックは初めてですし、テレビとかでもあまり見れないので、どんな大会なのか、雰囲気がわからない。会場で、メインの100バックの時までに雰囲気をつかんでいけたらと思います。」

photo ------ 秋山選手にとって、アテネはどういう存在ですか。

「フェスピックは、わたしのランク(S11)の選手が誰もいなかったんです。ユースっていう事もあるでしょうけれども。アテネでは、はじめて『勝負をする』っていう感じです。
 日本国内でも、ぜんぜん選手がいないですし。世界との距離をはかれる唯一の場所と思っています。
 ・・・それから、負けたくない。絶対負けると思うけど・・。同じ条件の中で戦えれば、自分の力がどのくらい通用するかわかるので、楽しみです。」

------ 不安はありますか?

秋山「なれてる人たちとばかり練習しているから、外へでて大丈夫かなという不安があります。」

------ チームの雰囲気はいい感じですね。ブラインド以外の選手とも交流がありますか。

秋山「ユースに行った人たちとは、メール交換したり、合宿では部屋に行ったり、肩かしてもらったり。パラ(出場が)決まるまではブラインドだけしか交流なかったんですが、代表になってからは、いろんな障害がわかって新鮮です」

------ ベテラン・成田真由美選手とも話しましたか。 感想は?

秋山「はい。すごいしっかりしていて、芯がつよそう。でも、やさしくて、いつも話しかけてくれます」


photo------ アテネでやりたいことは?

秋山「自分の結果が世界の中でどのくらい、っていうのが、順位が上でも下でも(知りたい)。とにかく自分が納得のいくレースをしたい。後悔はしたくないです。
------ お父さんやお母さん、周囲人の応援をどう受け止めていますか?

秋山「応援してくださって嬉しいです。地元に帰ると、いろいろ、あるんですけれど、プレッシャーにはなっていないです。その人たちにお礼・・っていうか、そういうプラスな気持ちがあります」

------ 自分に決めてることは何ですか。

秋山「もっている力を全部出して、頑張れればと思います。」

------ (寺西)コーチはいい人ですか?

秋山「たぶん。」

------ わかりやすい?

秋山「はい。」

------ ありがとうございました。

【文:佐々木のぶえ 写真:大石智久】

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2004
アテネ取材プロジェクト

競技 / 日程 / メダル情報

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・水泳ブラインド合宿おわる

7月30日(金)〜8月1日(日)の3日間、東京都北区にある国立スポーツ科学センターのプールで、水泳・日本代表選手6名(ブラインドクラスのみ)とコーチ10名による合宿が行われた。この合宿では、主に「タッピング」の練習を選手とコーチが行った。

選手プロフィール

・河合純一

映画「夢おいかけて」のホームページより

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