8月09日 (12:08) |
●Paraphoto Article舞阪、水泳教室の一日パラフォト企画担当・佐々木のぶえ |
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8月7日(土)、アテネまであと40日を迎え、河合純一、酒井嘉和、秋山里奈の3人のブラインドスイマーは、河合選手の郷里へ練習場を移していた。静岡県舞阪町。舞阪中学校のプール。ここは、河合選手の母校であり、いまは休職中の職場でもある。選手の自宅も、ここからすぐのところにある。 生徒は、たった1名の参加者だったが、熱心に水泳を教える様子に、河合選手のもう一つの姿を見た。ここ、舞阪中学の社会科の教師であり、「教育」ということが、河合選手の人生のもう一つのテーマのはずである。一緒に教えている酒井選手も、河合選手にぴったりと息があっている。 一方、別舞台に別れて、寺西真人コーチは、盲学校の先生らに、水泳の指導の仕方を教えていた。 この水泳教室の後も、選手達は当然のごとく自分たちのアテネのための練習をする。取材で立っているだけで、体力を消耗したこの日、生徒達が帰ると、選手達の練習が始まる。 河合選手らは、これまで、都内の25メートルプールで練習していたが、8月に入ってからは、舞阪中学のプールに練習場を移し、アテネのプールと同じ50メートルでの練習に入った。まさに、厳しさを覚悟の練習に挑んでいた。15日、大阪で行われるジャパンパラリンピック・水泳大会、その後の大阪合宿の後は、11日にアテネいりするまで、また都内での練習となる。 【文:佐々木のぶえ 写真:大石智久 8月10日】 記事に関するご意見・感想はこちらへ → info@paraphoto.org / BBS |
2004
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7月30日(金)〜8月1日(日)の3日間、東京都北区にある国立スポーツ科学センターのプールで、水泳・日本代表選手6名(ブラインドクラスのみ)とコーチ10名による合宿が行われた。この合宿では、主に「タッピング」の練習を選手とコーチが行った。 |
・河合純一 |
映画「夢おいかけて」のホームページより |