9月27日 (17:46) |
●Paraphoto Article勝ちきる力なごやん |
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走る #15 南川
ショットの行方を見つめる #4 塚本
#6 上村の気合いのショットでバスケットカウント同点、
1スローも決めて逆転! #14 添田のブザービーターの瞬間 ハーフタイムの練習も、選手は全く気負っているところはみられない。期待がふくらんだ。とにかく後半の入りでやられるケースが多いので、対応ができるだ。 だが、3Q は胃の痛くなるような我慢の時間だった。逆転、また逆転の連続。#9 高林、#15 南川のショットで引き離すが、すぐに追いつかれる。でも、オランダの選手に走り勝ち始めている。様々なポジションの位置に日本の選手が先に回り込めるようになってきた。オフェンスリバウンドはあいかわらず取れないが、ディフェンスリバウンドは #6 上村がしっかりもぎ取っている。スクリーンアウトもがっちり。ペイントエリアが、#6 上村の「お家」のようだ。 36-38 と2点リードされて 4Q に入る。7分過ぎから #9 高林、 #14 添田、#6 上村が連発。40-40 の同点から8点連取で 48-40! 途中でオランダがタイムアウトを取ったが、ショットが入らず、痛いターンオーバーを連発してしまう。残り3分 48-44 で再びオランダがこまめにタイムアウト。 しかし、その後、残り 1:20 で、#15 南川が変なファウルを取られてバスケットカウントを食らって、オランダがタイムアウトを取ってから、バタバタっとおかしくなった。 #15 高林は、後でこの終盤のいくつかのタイムアウトのことを「いつも基本的には同じ指示を出してもらっているので、それをしっかり確認して臨みました」と語っていた。 #4 Jansen を徹底マークする #14 添田
ペイントエリアを「お家」にした #6 上村
当たっている #9 高林。ショットが吸い込まれていく #14 添田がショットを外して、その足でファウルをしてしまう。いかん、まずいパターンだ。 残り1分を切った。#4 Jansen が決めて2点差。よし、一本取ろう、そうすればまず勝てる、と思った瞬間、#14 添田がスローインしたボールが、狙っていた #13 Van Veggel にきれいにスティールされてそのまま絵に描いたようなレイアップを決められ、ついに 50-50 の同点。唖然。 何度か #14 添田に「しっかり、落ち着いて! 思いっきりパス!」と声を送っていたが、肝心なところで痛いミスが出て、同点になってしまった。 #9 高林が入れ返したが、ドリブルして持ち込んだ #13 Van Veggel が、残り 9秒で、結構距離のあって角度がない、ちょっと信じがたいようなフックシュートがズバンと奇跡的に決まって、また同点。自分はほとんど崩れ落ちかけた。 残り 9秒。同点。 オリンピックの女子バスケット、あのギリシャ戦を瞬時に思い出した。いやな汗がさっきから「じとっ」と出ているのも同じだ。 タイムアウトあったか? いや、そのまま攻めろ! #14 添田がすごいスピードでボールをフロントコートに持ち込む。オンサイドの #6 上村、 #4 塚本、#10 吉田が相手のディフェンスをがっちり抑えにかかる。オランダディフェンスも激しく抵抗する。逆サイドで #9 高林がセットする。#14 添田から #9 高林にきれいなパス、そしてショット! 同時にブザー! ・・・ボールは、ちょっとためらいがちにネットに転がり込んだ。 喜びが爆発するコート上の選手たち。そして日本ベンチ。反対に崩れ落ちるオランダ選手。どちらの選手も抱き合っている。自分も飛び上がってバンザイだ(なので写真が撮れてない・・・)。 やった! 勝った! 勝った! 気合いを入れる #15 南川。常に声を出している
土壇場で追いつかれ、苦しい表情を見せる #4 塚本
ブザービーターでサヨナラ勝ち、ベンチで叫ぶ #8 後藤
ブザービーターで勝利を決め、
笑顔で #6 上村とハイファイブをする #9 高林 土壇場で敗れ、泣き崩れる #4 Jansen(向こう)。
チームメイトから慰めの手が伸びる チームメイトと抱き合う #9 高林
ミスをして悔しがりながらロッカーへ向かう #14 添田に明るく声をかける #9 高林 試合後、何名かの選手に話を聞いた。まず、ディフェンスをがんばった #15 南川と、最後にミスは出たが、ゲームメイクを託されていた #14 添田から。そして中と外の大黒柱、#6 上村と #9 高林。 #15 南川 「(最後の土壇場で同点にされて)気持ちはしっかり持ってました。とにかくディフェンスだけしっかりしようと思って、後はみんながちゃんと打ってくれると思っていたから。」#14 添田 「(同じく、最後に追いつかれた場面) すいません、私のミスです。痛恨のミスですね・・・#6 上村 #9 高林 「(前半リードされて、後半にはいるときに)相手のシューターがある程度決まってたので、それを抑えることだけに集中してた。 とにかく勝ちきった。 オリンピックから今まで、詰めが甘くて勝ちきれなかった試合を何度も見てきた。野球、バスケット、ソフトボール、ウィルチェアラグビー・・・ 勝ちきれない理由はチーム、個人でそれぞれだ。相手のここ一番での強さ、高さなどのフィジカル、チームメンタルの弱さ、国際試合の経験不足・・・勝ちきれなかった本人が、チームが、コーチが一番よく分かっているだろう。 この試合も展開から行くと、すんなり勝ちきって当然の試合だった。「もう勝ったな」と終盤思った。 しかし、信じられないミスが出て、土壇場で同点に追い付かれてしまった。 「ああ〜またいつものパターンか・・・」と一瞬思ったが今日は違った。 詰めは甘かったけど、勝ちきることはできた。 力を出しきれば、勝ちきれるのだ。 26日に5-6位決定戦でメキシコと、再び相まみえる。もう一度勝って、必ず 5位をつかみ取りたい。 試合後、最高の笑顔にピースサインの
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