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9月27日 (07:49)

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CPサッカー 最強伝説

ジャーナリスト・平野誠樹

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<ウクライナ対ロシア 4:1>
 強い、いや強すぎる。全く相手に仕事をさせることなく、無敵艦隊が絶対的な力を誇示した。前半の途中までは一方的にロシアの猛攻を受けるものの、最後の塞を明け渡すことはなかった。どんなに危ない場面も体を張って守り、必死に耐えた。相手が打ち込む砲弾を全て打ち落とし、いつでも反撃に移れる準備は整っていたようだ。

photo 一瞬の隙をついて王者が牙をむいた。獲物はロシアの唯一の弱点であるゴールキーパー。シュートしたボールをゴールキーパーが弾いたところに狙いを定め、あっさりと均衡を破る先制点をウクライナ10番が決める。狙い通りといったところか。前半終了間際、絶好のフリーキックのチャンスをロシアが外す。そのあとすぐに、ロシアのゴールキーパーがボールの処理にもたつく間に、チームの支柱の4番DUTKO選手がゴールに押し込み追加点。ディフェンス、オフェンス共に全く欠点のない完璧なサッカーを展開する。

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 後半開始直後にロシアは崩壊した。キックオフした瞬間にウクライナ11番にスキを付かれて、突破されそのままシュートを許すと、あっという間にボールがゴールに突き刺さった。だめ押しのゴールと言ってもいい3点目がウクライナに入る。完全に集中できていなかった。ウクライナは、黄金のトライアングルの4、10、11番が揃って1点ずつゴールを決めた。この3人のコンビネーションを止めることは不可能なのかもしれない。あまりにも美しい連携プレーにただただ見とれてしまう。完璧とは彼らのためにある言葉だ。こうなるともはや策はない。ウクライナ4番DUTKOがとどめを刺す。4対0となる。もうロシアにできることはもがくことのみか。焼け石に水の1点を返すものの、全ての面で圧倒的な差を見せつけられてしまった。今大会、ウクライナにはひとつも負ける要素が見当たらない。ただただひれ伏すしかないのか。

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