【9月28日金メダリストへの合同記者会見から】
河合純一選手: 「水泳の河合です。よろしくお願いします。 僕は、50メートル自由形で金を取ることができました。個人的なことも含め総括ということではないのですが、水泳チームとしては、金8・銀6・銅9と、過去最高のメダル23個ということになりました。とても喜ばしく思っています。
水泳チームとしては、過去最多の人数を送り込んでの大会でしたので、チーム作りの面でここへ来るまでに苦労があったかと思います。監督、コーチ、選手たちが意識してやってきた問題です。その中で、どの競技よりも、どの国よりもまとまりのあるチームとして水泳が9日間の競技を乗り切った結果が、申し上げたような結果につながったと確信しています。
まず、うれしかったこととしては、初日に柔道の藤本君が金メダルを取って、恒例なんですが、僕同級生なんですね、アトランタからの同友でして、毎回最初にとった金メダルを水泳チームに必ず見せに来てくれたんですね。今回も来てくれて、「これで水泳も勢いに乗るね」っといって、翌日から水泳もスタートしてきたという経緯があります。 見せてもらってから、僕が手にするまでに時間がかかるというのもパターンらしくて、最終日前日まで、なかなか取れず、マスコミのみなさんには「痛恨のミス」だとか、「100分の7秒に泣いた」とか、いろいろ書いてもらって。
最後、金取ったときに何を書いてくれるかなと思ったら、「土壇場で金」と書いてあって、なかなか笑わせていただきながら、楽しい苦しみもあってですね、競技を送ることができたのではないかと思っています。 アテネという土地に来たくて、子供たちへのメッセージも含めて、自分の中では、メディアのみなさんとミックスゾーンで会話する中で、十分伝えきれたのではないかなぁと思っております。 今後、障害者のスポーツと水泳含めて、発展していくために、みなさんのお力添えをいただきたいと思っております。ありがとうございました」
河合純一選手の大会結果 個人 ・S11クラス50m自由形 決勝 26秒64 金メダル ・S11クラス100m自由形 決勝 1分00秒86 銀メダル ・S11クラス100m背泳 決勝 1分12秒11 銅メダル ・S11クラス100mバタフライ 決勝 1分06秒76 銀メダル ・SM11クラス 200m個人メドレー決勝 2分36秒77 4位 リレー ・49pクラス 河合/杉内/恵川/酒井 4×100m自由形 決勝 3分57秒73 銅メダル ・49pクラス 酒井/杉内/恵川/河合 4×100mメドレー決勝 4分23秒66 4位
【写真・構成 武藤歌織】
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