アテネパラリンピック大会−26日 陸上のマラソン競技で、日本が3冠、4つのメダルを獲得しました。 女子車いすT54クラスで、畑中和選手=写真右が1時間49秒26で金メダル、続いて、土田和歌子選手=写真左が1時間50分13秒で銀メダルとアベックで手に入れた。 続いて、男子車いすT52クラスで、高田稔浩(としひろ)選手が2時間2秒のパラリンピック記録を出してゴール。さらに、男子視覚障害B1クラスで高橋勇市選手が2時間44分24秒を出し、金メダルに輝いた。
メイン・パラリンピック・スタジアムで表彰式の後、記者会見が行われ、会場から出された「日本がマラソンに強いのは、何か技術的なことがあるのか」との問いに、畑中和選手は「根性」と答えた。 さらに、パラリンピックの競技性が高まってきたことについて意見を求められ、畑中選手は「私は実際、一年休職し、それが結果につながりました。仕事とトレーニングを両立して世界を狙うのは難しい。プロとしてやっていける人が増えるよう、力に慣れればと思う」と答えた。 同じ質問に、プロとして競技をしている土田和歌子選手は「私はシドニーからスポンサー企業に支援してもらい、アテネに来られました。結果を残していくこと、選手のレベルを上げていくという今後の態勢に、一つの形として自分のできることをやっていこうと思いました。課題はまだまだ多く、競技に取り組む選手が増えるかどうかは、今後の4年にかかっていると思う。若手がすばらしい舞台で活躍できることを選手として願います」と話した。
【武藤歌織】
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