ゴールボール女子日本代表チームは22日午後7時(日本時間午前1時)から、リーグ戦の4回戦・カナダチームと対戦し、持ち前の堅い守りをみせ善戦したものの2点を取られて惜敗した。
昨夜行われたアメリカ戦で1対6で惨敗した日本チームは、相手の力にあたり負けしてゴールを決められたことから、「絶対に抜かれない」と気迫を見せた。
日本チームは、どのボールも前面に弾くようにセーブ。相手エース・モーリン選手をつぶそうと攻撃を集中させたが、膠着状態で試合が進んだ。
前半終了間際、中央から右よりにきたクロスボールがセンターの浅井の足にあたり、ボールが大きく後ろに飛んでゴール。また、後半1分に、今度は中央から左よりにきた球が、セーブに入たセンター浅井の足に当たったもののゴールされた。
その後は、日本も一歩も譲らず、どちらも一つのペナルティなしのゲームを行い、終了時には会場から大きな拍手が送られた。
江黒直樹ヘッドコーチは、「昨日から気持ちを切り替え、選手はがんばってくれた。日本はカナダよりもスタミナがないこと、レフトよりもライトの方が音が聞こえてくるのでくみしやすいと、ライトの選手を集中してねらいました」と話した。
エースの小宮正江選手は「悔しいです。強いチームですけど、勝ちたいですね。緩急をつけ、弱点を狙う作戦で、絶対に抜かれないと、いつも以上の気持ちで戦いました」とカナダとの対戦を振り返った。
また、同じくエースストライカーの直井由紀選手は、「勝ちたかった。後半始まるときに拍手がきたのがうれしかった。悔しいけど、いい試合ができたと思うから、明日につながると思います」と話した。
23日は、予選リーグ第5戦のフィンランド戦が行われる。
【武藤歌織】
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