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9月24日 (06:37)

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【ゴールボール女子】 ブラジルから白星、アメリカには力及ばず

フリーライター・武藤歌織

photoアテネパラリンピック大会−21日
 ゴールボール女子日本代表は21日、ブラジルとアメリカと対戦した。ブラジルに4対3で勝ったものの、アメリカには6対1で敗退。これでリーグ戦の結果は2勝1敗となった。明日は、強豪カナダと対戦する。

 これまで2度対戦し、勝ちがなかったブラジルに、通称「やかましジャパン」は静かに冷静にゲームを運んだ。前半2対1で先制されるも、後半はセンターを左右に揺さぶり、ライトとレフトとの隙を作り、小宮正江選手が3得点を挙げて、4対2で競り勝った。
 一方、アメリカ戦は、アメリカの投球スピードと威力で、体に当たった球が弾み、そのフォローができずにゴールを許した。日本の1点は、終了間際に、アメリカのペナルティにより、小宮選手が右からのクロスを決めたもの。

 試合後、センターの浅井三重子選手は「女性にしてはすごい威力。相手の癖も球もわかったので、次、また当たれるように一戦、一戦がんばっていきたいです。ここまで負ければ、次何か考えなきゃという気持ちにもなりました。絶対取れない球ではない、一緒に練習していた男子に怒られちゃうんで、絶対とります」と語った。
 また、キャプテンの直井由香選手は「シャットアウトではなく、1点だけでもとり返したので、明日につながると思います」と明るい声で、沈みがちになる雰囲気に克を入れた。
 アメリカから1点を取った小宮正江選手は、悔しそうな表情で「負ける相手じゃない。しっかり一本一本抑えれば、もっといい試合ができるはず。もう一回当たれるようにがんばります」と話す言葉に力を入れた。
 初日の開会式の寒さから発熱し、初日の試合に欠場した直井由紀選手は復帰し、ブラジル戦の後半残り1分に出場し、また、アメリカ戦でも後半12分間ほど出場した。

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メモ: 
ゴールボール女子の20日、21日の結果は次のとおり。

アメリカ対カナダは、0対2でカナダの勝ち。
オランダ対ドイツは、4対0でオランダの勝ち。
フィンランド対ブラジルは、10対1でフィンランドの勝ち。
日本対ギリシャは、2対1で日本の勝ち。
ドイツ対フィンランドは、1対5でフィンランドの勝ち。
ブラジル対日本は、3対4で日本の勝ち。
カナダ対オランダは、9対0でカナダの勝ち。
ブラジル対ドイツは、1対4でドイツの勝ち。
日本対アメリカは、1対6でアメリカの勝ち。

予選はリーグ戦で、勝利は勝ち点3、引き分けは勝ち点1、負けは勝ち点0。勝ち点の多い順に4位まで決勝戦に進出できる。現在の日本代表チームは、勝ち点6。

【文・撮影/武藤歌織】

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