9月24日 (06:25) |
●Paraphoto Article【柔道】 男子100キロ超級の天川選手が銅メダルフリーライター・武藤歌織 |
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アテネパラリンピック大会−20日 天川敬史選手の目からは、試合終了後、涙が次から次へと溢れてきた。「最後はしんどかった。今日は、長い試合が続いたので。ゴールデン・スコアにいったら、負けちゃうかもしれないと思い、力をかけてがんばりました」と話し、この日、90キロ級、100キロ級で戦った日本選手が敗退し、天川選手がメダルへの最終挑戦者となったことで、天川選手は「あまり考えないようにしたいと思ったんですけど、やっぱり柔道日本ですから、意地にかけても取りたいと思いました」と述べた。 天川敬史選手の父・幸彦さん(63)は「やさしい子で、最後の詰めがどうしても甘くなる。格闘技は向いていないのではと思っていた。しかし、今回は嫁さんと息子のために、奮起したのでしょう」と銅メダルを決めた息子の快挙に、目にうっすらと涙をにじませて語った。熊本県の郷里から、まちを挙げての声援で送り出され、また、この日は、両親兄姉を含め応援団20人が「ファイト!ケイジ」と書いたTシャツを着て、声援を送った。 記事に関するご意見・感想はこちらへ → info@paraphoto.org / BBS |