アテネパラリンピック大会―18日、 自転車競技で視覚障害の選手が出場するタンデム4キロ個人追い抜きは、18組が出場し、大城竜之選手とパイロットの丹沢秀樹選手のペアが、4分57秒416で15位、葭原滋男選手とパイロットの大木卓也選手のペアが、5分06秒203で16位に終わった。 大城・丹沢ペアも、葭原・大木ペアも金メダルを目指しているのは、トラックでのタンデムという2人乗り自転車の1キロのタイムを競う競技・1キロTT(タイムトライアル)。 18日は大会競技の初日でもあり、中距離の4キロをタンデム自転車で2組が同時に走る4キロタンデム個人追い抜きに出場し、競技場の走行面に慣れる意味もあり、それぞれのペアが参加した。 葭原滋男選手は、「この競技場は、2階から見える空に吸い込まれそうな感じがして、気持ちよく走れました。朝、緊張をしていないといいながらも、緊張していましたが、会場に来て、闘志が湧いてきました。今日の競技は調整の走りですので、明後日は、記録を塗り替えたいと思います」と、気持ちを切り替えると強調した。
メモ: 葭原滋男選手は、シドニーパラリンピックのタンデム一キロタイムトライアルで1分4秒950を出して、金メダルを獲得している。今回は、自分の世界記録への挑戦となる。 大城竜之選手は、アテネパラリンピック初出場だが、昨年、今回ペアを組んでいるパイロットの丹沢秀樹選手と2003ヨーロ ッパ選手権に出場し、トラックのタンデム1キロタイムトライアルで、1分6秒273を出して銀メダルを獲得するなど、着実に力を付けてアテネに臨む。 20日は、この2組が、外国勢とどのようにしのぎを削るのかが見もの。 【武藤歌織】
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