アテネパラリンピック シッティングバレーボール 日本 0 ‐ 3 イラン
完敗だった。3−0のストレート負け。試合後に監督は「次からは勝ちますよ」と言っていたように、今日の試合は実力の差が大きすぎた。選手も今日の試合は勝てないと思っていたのだろうか、試合後すぐに、次の試合に向けて気持ちを切り替えていた。試合中には大声で気合を入れていたが、それは力なく、空回りしていた。
選手は時折笑顔を見せて。バレーボールはこういった雰囲気で試合が進むものなのだろうか。オリンピックのバレーボール女子の中国戦も似たような感じだった。どちらもストレート負け。実力差の大きいチームとの対戦では、負けても「次の試合がんばります」と言う。その実力さはどう足掻いても埋められないものか。試合中にミスをした選手同士が励ましあうのはバレーボールを見慣れていない自分にとってとても違和感がある。
選手達はこのために練習してきた。負けて悔しくない訳はない。ただ、どんな試合であっても全力で戦うことは、日本で待っている人達や、パラリンピックに出たくても出られなかった選手達に対しての敬意。負けたということは勝てなかった原因が必ずある。今日の負けから何かを得て欲しい。選手はどんな試合であっても勝つために最大限に努力しなればいけない。それは選手に課せられた義務。プロであってもアマチュアであったも同じ。なぜなら勝利を期待している人達がいる。アテネまで応援に来てくれている人がいる。
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/ BBS
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