パラフォトニュース
記事掲載日:2004/05/20

男子シングルス 竹田選手(東京)が初優勝

photo2004 FID ジャパン・チャンピオンシップ卓球大会

写真:セットカウント数3−1で初優勝した竹田選手


知的障害者の国内トップレベル選手が競う、2004FIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会(日本FID卓球連盟主催)が5月15、16の両日、横浜市金沢スポーツセンターで開かれた。

今年で7回目となる大会には、1都12県から男女54人が出場。シングルスとダブルスの部で熱戦を展開した。

このうち、男子シングルスは、8組(1組4〜5人)に分かれて予選リーグを行い、各組の上位3人による決勝トーナメント戦で優勝を争った。

決勝は、3年前の同大会ダブルスの優勝ペア、竹田隆(東京)と塩崎圭(和歌山)が対戦。竹田は11−4、11−7のスコアで2セットを連取したが、第3セットは塩崎が14−12で競り勝った。第4セットは竹田のバックハンドショートが要所で決まり、11−8で取った。

第1回大会から出場している竹田は、ダブルスで3連覇を達成しながら、シングルスはこれまで2位が最高。「ようやく念願が叶った。諦めなかったのが勝因。初優勝は信じられない」と語った。そして、パラリンピック初出場となるアテネでは「金メダルを期待されているが、まずは予選突破」と話した。

アテネには、竹田と樋口誠(兵庫)が出場。樋口は今回、シングルスで6位入賞、ダブルスはベスト8だった。

このほか、同ダブルスは堀内信雄(神奈川)・松本直記(埼玉)組が初優勝、女子シングルスは伊藤槙紀(神奈川)が3年ぶり3回目の優勝、同ダブルスは伊藤槙紀・外門ひとみ(新潟)組が3連覇を飾った。 

7月26日からは、アテネの前哨戦となるINAS−FID2004グローバル大会(開催地・スウェーデン)が開かれる。

男子は竹田、塩崎、樋口、義永、松本、堀内、渕田彰(滋賀)、女子は木村はるみ(宮城)、伊藤の計9選手が出場する。



2位以下の成績は次の通り。

《シングルス》
▽男子=【2位】塩崎圭【3位】堀内信雄、義永崇真(滋賀)
▽女子=【2位】木村はるみ【3位】外門ひとみ、柳澤有紀(埼玉)

《ダブルス》
▽男子=【2位】竹田隆・義永崇真組【3位】大川秋男・塩崎圭組、滝川康男(茨城)・屋宜政次(神奈川)組
▽女子=【2位】木村はるみ・千葉久子(宮城)組【3位】金井育子(神奈川)・吉田かおる(宮城)組

【相見】 

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