予選ではドイツに国際試合初勝利を献上したエストニア。雪辱を誓いリンクに降りたが、このゲームでも持ち前の組織プレーは陰を潜め、まったくいいところを見せられずに終わった。
試合が始まる前から、気持ちで負けていたのかもしれない。フェイスオフを前に円陣を組み、掛け声をかけるドイツの隣で、エストニアメンバーは淡々とポジションにつく。笛が鳴ってから、終始ドイツペースで試合が展開する。不用意なパスなども多いドイツだが、Sebastian Kesslerwoを中心にファールを恐れずガンガン前に出てくるその勢いにエストニアは押されていた。パックがつながらず、パスミスも多い。2点リードされて迎えた2ピリ目に、ようやくエストニアらしいゴール裏からつないだシュートを決めたが、逆転することはできなかった。試合終了のブザーが鳴り、笑顔でゴーリーのもとへ集まるドイツの選手に対し、やはり淡々と整列するエストニアチーム。ソルトレークパラリンピックで見せた粘りやパワーを出し切ることができなかった。
☆スコア
ドイツ×エストニア 3−2(2−0、1−1、0−1)
●第1ピリオド
10:47 GER Sebastian Kessler (A/Raimund Patzelt)
12:30 GER Udo Segrff (A/Marius Hattendorf)
●第2ピリオド
11:53 GER Sebastian Kessler (A/Gerd Bleidom、Marius Hattendorf)
14:40 EST Arvi Piirioja (A/Maksim Vedernikov、Imre Tiitsu)
●第3ピリオド
0:32 EST Andrei Sokolov (A/Imre Tiitsu)
シュート数
ドイツ/17本(3−5−9)
エストニア/13本(2−6−5)
☆順位(確定)
7位 ドイツ
8位 エストニア