パラフォトニュース
記事掲載日:2004/04/23

準決勝で、アメリカとノルウェーが勝利

photo第1試合のアメリカ×スウェーデン戦は、両チームとも積極的にゴールを狙ったが、1ピリは無得点。2ピリ目、シュートは打つもののなかなかゴールの枠にパックが行かないスウェーデンに対し、アメリカは2ピリの3分04秒にJim Finchが待望の先制点を挙げた。さらにアメリカは3ピリにも追加点を入れ、2点のリードを死守。このゲームでも攻守に抜群のキレを見せたJoe Howardの活躍が目立った。



photo前回の世界選手権ソルトレーク大会決勝で戦ったノルウェーとカナダが、準決勝で激突。カナダは積極的にセットを換え、体が一ひと回り大きいノルウェー選手に対し、早い展開を仕掛けたがディフェンスに徹底的に押さえ込まれた。一方のノルウェーはRolf Einar PedersenやTommy Rovelstadが中心となって試合を組み立てた。俊敏さはないが、個人技や確実なパスワークで攻撃の糸口を探るカナダにチャンスを与えなかった。両チームとも、決定的なチャンスを作ることができないまま無得点で3ピリ目が終了。決着は10分間のサドンデスに持ち込まれた。



photo序盤は45分間と同じ展開。試合が動いたのは、終了3分前、ノルウェーのアタッキングゾーン左フェンスサイドの攻防からこぼれ出たパックが、ほぼゴールの正面で待っていたRolf Einar Pedersenの手に渡り、フリーでシュート。パックはまっすぐにゴールに吸い込まれ、決勝点となった。


これで、2004年の世界選手権決勝のカードは、アメリカ対ノルウェーとなった。個人技とフィジカル面で優位に立つノルウェーを相手に、試合の展開に粗さがあるが勢いに乗るアメリカがどんな内容で戦うか。ノルウェーの意地とアメリカの実力の真価が問われる試合になりそうだ。

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