「ほんとにスゴイから。一回食べてみて」。そう言われて、ウエハラ選手にお菓子をもらった。スーパーなどで量り売りされている、子供用と思われるグミやアメなどだ。赤、青、緑にミックスと、かなりカラフルである。半端なく甘いだろうというのは想像できたのだが、袋を開けただけで強烈な匂いを放ち、口に入れた瞬間に眉間にしわが寄る。その味、あえて言うなら漢方薬系か。渋さと苦味と経験したことのないシュワーッとした刺激。
今日はオフの笠原さんがプレス席に来て、一口食べた。二人して涙目になる。最強なのは「黒い」ものだ。「ゴマ味ちゃう?」なんて甘い考えは吹っ飛んだ。アメ玉などは外側が漢方薬系のものでコーティングされているうえ、なんと中にもそのペースト状っぽいのが入っている。こちらに来てから、いろんなお菓子に挑戦したというウエハラ選手は、グミだったかアメだったか忘れたが、「プラモデルの味がする」と言った。もう、主成分がよくわからない。