21日の第2試合、ドイツ×イギリスの試合は最後の最後でイギリスが粘り勝ちした。
2ピリにドイツが3点連取し、3ピリ開始後もドイツペース。イギリスのパスをドイツのRobert Pabstがインターセプトしてシュートまで持っていくなど、そつのない動きを見せ試合を決めたかに見えた。ところが、その後イギリスが1点差まで詰め寄り、タイムアウトと取った直後に追加点を挙げ、試合を振り出しに戻した。
その後、10分間の延長戦でも決着が付かず、両チーム5本ずつのウイニングショット対決へともつれ込んだ。先攻はイギリス。7番のIan Warnerが落ち着いて決めたあとドイツは2本失敗。3本目は両チームとも決め、4本目は逆に両チームともはずした。この時点で成功したのはイギリス2、ドイツ1。最終のショットで、まずはイギリスが失敗。後攻のドイツが決めればサドンデスとなるところだったが、ここをキーパーGarry Vaughanがきっちりと守り、勝利はイギリスの手に渡った。
今大会初の延長戦、そしてウイニングショット対決。序盤はドイツの勢いに押されていたイギリスだったが、3ピリ目後半から脅威の粘りを見せた。最後まであきらめないホッケーの大切さを目の当たりにした。23日に再度対戦する日本にとって、この粘りは脅威となるかもしれない。
<ウイニングショット>
イギリス ○×○××=2
ドイツ ××○××=1
<スコア>
イギリス 5−4 ドイツ
(0−0、0−3、3−0/延長戦0−0/WS2−1)