〜車椅子バスケットボール男子・第9次アテネパラ強化合宿in長野〜
みんながひとつのベクトルを向いて
シドニー後にアシスタントコーチからヘッドコーチに就任した小川監督は、現時点で自分が作り上げようと目指すチームの90%くらいのイメージまできたと手ごたえを感じている。
パラリンピックという大会に今までよりも1つでも多く勝ち進むという目的のために、「車椅子バスケットボール」という中だけの繋がりではなく、日本バスケットボール連盟のスタッフとも協力して練習メニューを考え、スポーツ心理学を専攻とする専属ドクターによりメンタル面の強化にも力を入れてきた。
「海外のチームも日本と同様もしくはそれ以上に強化しているので、日本チームはこんなにやっているから…ということだけで、即イコールメダルとは思わない。ただ、そうした今までやってきたことを本番の試合のコートで出せれば、メダルは届くと思っています。自分たちがどれくらいできるのか楽しみですね。」
男子車椅子バスケットボールの合宿は、7月1日(木)〜4日(日)まで大阪の舞洲障害者スポーツセンターで、8月5日(木)〜8日(日)には男子高校バスケの能代工業でも有名な、バスケットボールの盛んな秋田県能代市の能代市アリナスで行われる。
アテネまで、男子車椅子バスケットボール日本代表の進化は止まらない。
【取材・写真:角田麻子】