現地時間8日19時過ぎに行われたリオパラリンピック男子100メートル背泳ぎ(知的障害)で、日本の津川拓也が銅メダルを獲得した。
津川は前半を30秒38の5位で折り返したが、ターンから浮上してくるころには順位を3位にあげた。そのまま最後まで逃げ切り、1分3秒42のタイムでフィニッシュした。
試合後津川は、「3位がとれて嬉しい。試合後両親にがんばったね、おめでとうと声をかけてもらった。(自分への)ご褒美に大好きなソフトクリームが食べたい。味はバニラとチョコのミックスがいいな」と笑顔を輝かせた。
8日の午前に行われた予選では、2020年東京パラリンピックでの活躍が期待されている池愛里と一ノ瀬メイが100メートル平泳ぎSB9に出場した。結果は池が1分27秒47で全体の10位、一ノ瀬が1分27秒15で全体の9位となり、決勝に進むことはできなかった。
男子200メートル自由形S5には、北京パラリンピック平泳ぎ金メダリストの鈴木孝幸が登場。2分58秒74でゴールし、自身の持つアジア記録を0秒55縮める泳ぎを見せたが、全体の9位に終わり決勝進出は叶わなかった。
この日はその他に、これまでパラリンピックで10個の金メダルを獲得し、「障害者水泳のフェルプス」と呼ばれるブラジルの英雄ダニエル・ディアスが男子200メートル自由形S5に出場。地元ブラジル人サポーターの大声援を受けながら、他を全く寄せ付けない泳ぎで自身11個目の金メダルを獲得した。