リオデジャネイロ西部バーラ地区にある選手村で9月3日、難民選手団の入村式が行われた。同時間の式には、難民選手団の他に、フランス、アイルランド、チリ、ドミニカ共和国の代表選手が参加した。
式の終盤には、ダンスチームのパフォーマンスにフランス代表の選手が飛び入りで参加し、会場を沸かした。
今回難民選手団としてパラリンピックに参加するのは、シリア出身のイブラヒム・フセイン(27)とイラン出身で米国に在住するシャハラッド・ナサジプール(27)の二人。難民選手のパラリンピック参加は今回が初めてとなる。
シャハラッドは式の後、「これまでに他の国の入村式の様子を部屋の窓から何回か見ていたので、自分も実際にここに立てて嬉しい。フランス代表の素晴らしいダンスに興奮したよ」と笑顔を見せた。
フセインは水泳の50メートルと100メートル自由形(S10)、シャハラッドは陸上の円盤投げ(F37)にそれぞれ出場する予定。