9月2日、リオデジャネイロ市内の会場でパラリンピック日本代表選手団の選手村入村式が行われた。
入村式には、日本選手団団長の大槻洋也の他、すでに選手村に入っている選手の中から36名が出席した。式の序盤にはブラジル人ダンサーによるダンスが披露され、その後選手村村長を務めるアトランタオリンピック女子バスケットボール銀メダリストのジャネット・アルカインが「選手の皆さんは、今日まで練習に練習を重ねてきた。リオデジャネイロパラリンピックは、みなさんの夢が叶った場所だ。スポーツマンシップにのっとって、正々堂々試合に臨んでもらいたい」と代表選手へエールを送った。
セレモニーの後には、リオデジャネイロ日本人学校の生徒から、日本代表選手へ応援メッセージが送られた。
カナダでの合宿を終えて入村式に参加した水泳の鈴木孝幸は、「入村式に参加してパラリンピックの実感が湧いてきた。調整は順調で疲れもないので、しっかりと準備をして初日のレースに備えたい。目標はもちろん、自己ベストを出してレースに勝つこと」と語った。
また、トライアスロンでは、ロシアのドーピング問題により直前で代表入りが決まった佐藤圭一が、「まだ選手村に入ったばかりでバタバタしているが、体調も含め調整していきたい。周り(同クラスの選手)からは『上位の選手を下克上してこい』とエールを送ってもらったので、そのつもりで臨む」と意気込みを見せた。
2016年世界パラトライアスロン横浜大会で準優勝したトライアスロンの秦由加子は「選手村で他の競技の選手と会えたのが嬉しい。『(パラリンピックに)やっときたね!』と言って励まされた」と笑顔を見せた。
リオデジャネイロパラリンピックは9月7日17時に開会式が行われ、翌8日から水泳、陸上、柔道、卓球などの競技が始まる。