7月3日、町田市立陸上競技場(東京都)で2日間にわたり開催された第21回関東パラ陸上競技選手権大会は、気温36度の猛暑の中で競技を終えた。日本パラ陸上競技連盟が主催し、毎年この季節、会場で開催されているが、関東だけでなく、北海道から沖縄までの多くの選手が参加、今年も世界レベルの記録への挑戦が展開された。
走り幅跳びT44鈴木徹が2メートルを跳躍!
走り高飛びT44(下腿義足)でアジア記録保持者の鈴木徹(SMBC日興証券)が2メートルを飛んだ。
「2メートルをお見せすることができて、ホッとしています。あとは、記録を目指していきます」と鈴木。今シーズンはブラジルでの公式大会でも2メートル2を飛んでいる。踏切がずれても2メートルを平均的に飛べる実力がついてきた。
「以前は踏切が課題だったが、今は、コーナーをいかにスムーズにいけるかで、2メートル3は超えられる。昔は風を待っていたこともあるが、風は今は関係なく、観客やメディアの皆さんも気になりません」集中力をコントロールできるようになったことを話していた。
山本篤、100メートルを快勝!
リオでの金メダルが期待される山本篤(スズキ浜松AC)は、100メートルT42で大会新記録を更新する走りを見せた。(昨日は)メインの幅跳びでは義足が故障し不調だったが、100メートルではタイム12秒86(風+1.6)をマーク、国内での素晴らしい走りをした。
→車椅子トラックレースT54100メートル・400メートル