4月2日は国連で制定(2007年)された「自閉症啓発デー」で、日本でも、厚労省が主催する実行委員会が組織、自閉症をはじめとする発達障害について考えるシンポジウムやイベントが全国各地で開催されている。2日から8までは自閉症を含む発達障害の啓発週間となっている。
アメリカの自閉症支援機関「Autism Speaks」が、自閉症の人の生きづらさを知らせるために2010年に始まった「ライトアップ・ブルー(青い光で照らす)」運動が世界中に広まっている。
東京では、2011年・被災地で「つながる」をコンセプトとした活動を展開した一般社団法人Get in touch!(東ちづる代表)が、その後、毎年4月2日に「Warm Blue Day」を開催し、自閉症の人の作品展に青いものを身につけて参加するイベントを開催している。Get in touch!は自閉症など発達障害の人だけではなく、障害のある人もない人も「まぜこぜ」になる社会を目指している。
今年は、ジャパン・ブルーのつながりで、4月1日に設立したばかりの「障がい者サッカー連盟(JIFF)」が「Warm Blue Day2016」に参加した。明治通公園(渋谷区)でブルーを身につけて集まった人々とともに、体験交流会などを行った。
会場には、東ちづる代表や、障がい者サッカー連盟の会長に就任した元サッカー日本代表の北澤豪氏、7つの障がい者サッカー団体の選手などが集まり満開の桜のもとで一時を過ごした。
「Warm Blue Day」は来年は「ブルーライト・ヨコハマ」つながりで、横浜での開催を検討しているという。
<参考>
自閉症スペクトラムとは
信州大学医学部附属病院 本田秀夫先生(精神科)/Media Newsより
https://sp.medicalnote.jp/contents/150530-000017-MFVVZG
世界自閉症啓発デー公式サイト
http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=168
Get in touch!プロジェクト
http://getintouch.or.jp