12月21日夕方、「メディアフォーラム・アルペンスキー」が電通パブリックリレーションズで開催された。このフォーラムは、報道関係各社を対象とし、パラスポーツの発展のため、日本障がい者スポーツ協会の協力を仰ぎながら、取材環境改善、情報共有等を主な目的として開催されており、第6回目になる。
今回のフォーラムでは「障害者アルペンスキー」がテーマとなった。2020東京オリンピック・パラリンピックの2年前となる2018年に、平昌(韓国)で開催されるパラリンピック冬季競技大会の中でも世界トップクラスの競技力の高さをもつ日本チェアスキーの活躍が期待される種目であり、まさにいま、シーズン本番を迎えるところである。
シーズンの日本パラアルペンチームの現状の取り組みについては、同社に勤務しパラアルペン強化部長を勤める大日方邦子氏、ヘッドコー チの志渡一志、ナショナルチームの鈴木猛史、三澤拓、夏目堅司の3選手が出席して説明が行われた。
チームは10月より今シーズンの海外遠征を開始し、来年も1月上旬より始まり、3月には平昌のパラリンピック本番コースでのアジアカップに出場する。つぎに日本のファンの前に姿を見せるのは、アジアカップ後の白馬(長野県白馬村)でのジャパンパラ・アルペン競技大会で、白馬八方尾根スキー場(長野県北安曇郡白馬村)で開催される。
来年度から、情報戦略のマルチサポートスタッフとして、ニュージーランドチームの指導にあたっていた日本人男性がチームの遠征に帯同する。2年後の平昌への体制づくりが始まっていた。