アジア初のIPCワールドカップ、市民の力で成功!
そんな旭川で今年2月、アジア初になるIPC(国際パラリンピック委員会)クロスカントリースキーのワールドカップが開催された。9カ国から障害のある選手50人以上が旭川に集まり、パラ・ウィンターへの市民の熱い想いを内外にアピールすることができた。
「今後も旭川で国際パラスポーツ大会やキャンプを誘致するために、夏冬で使用できる国際規格のスポーツ施設を作りたい。札幌と連携し国際大会、キャンプを誘致でき、経済発展にもつなげたい」と、大会のセクレタリーとして庶務全般を担当した成田知樹さんは言い、国際大会開催への課題や方法についてプランを披露した。
IPCクロスカントリースキー・ワールドカップは、パラリンピックにつながるシリーズ戦で、今後も旭川で開催していくにはバイアスロンを開催できるコースの設営が条件になってくる。現在の富沢クロスカントリースキーコースには物理的にバイアスロンコースが増設できない。別の地にバイアスロンコース、ジャンプ台を造り、夏もローラースキー、エアライフルができるよう準備したい、と図を示した。
国際標準の施設ができることで、気候条件、交通アクセスがよく、障害のある人の受け入れ意欲も高い旭川の良さを生かしたスポーツイベントや合宿に対応でき、旭川市民の願いがかなうことになる。
<参考>
IPC2015クロスカントリースキー旭川大会
IPC2015クロスカントリースキー旭川大会配信ページ