開会式を明日に迎えた3月6日、現地時間午後5時30ごろ。片足が義足の陸上選手・走り幅跳びの佐藤真海が、アルペンセンターに近いローザフートルの集落で聖火ランナーをつとめた。
佐藤は、アテネ大会よりパラリンピックに出場、北京、ロンドンと3大会連続出場を果たした。昨年は、2020年・東京オリンピック・パラリンピック招致活動でプレゼンターをつとめ、東京開催に大きな貢献を果たし、日本のパラリンピックを大きくアピールしてくれた。
そんな佐藤は、宮城県気仙沼市出身。ソチパラリンピック期間中に3年目を迎える東日本大震災では、家族と生まれ故郷が被災し、大きな悲しみを経験した。スポーツへの一途な気持ちを取り戻すことで、より強く生きる女性に成長した。
このあと、ソチでは冬の競技を観戦する。「同じ競技者としても、ウインタースポーツの選手は素晴らしい。楽しみに、観戦したい!」と聖火リレーを終えた佐藤は話していた。