ブラジル・リオデジャネイロ、コパカパーナビーチ。オリンピック・パラリンピックまであと1年と少しとなり、この週末、ITU(国際トライアスロン連合)と現地組織委員会「Rio 2016」によるトライアスロン、パラトライアスロンのテストイベントが行われる。パラトライアスロンは、あす8月1日に行われる。
トライアスロン、パラトライアスロンは、オープンウォータースイム、ロードバイク、マラソンを順に走り、タイムを競う。「アイアンマン(=鉄人)」と呼ばれる1970年代に始まった競技がもとで、2000年シドニーからオリンピックの種目となり、来年、2016年にパラリンピックの種目となる。
何より「過酷さが醍醐味」とされる一方で、競技関係者は「トライアスロンは誰にでも挑戦できるスポーツ」と言う。多くの障害のある選手も共に競技してきたためではないだろうか。
また、もとになる各パート(スイム・バイク・ラン)は、リオでは日常的なスポーツであり、オープンエアでのこの大会は、リオの町の人々の関心を集め、パラリンピックへのアピールにつながるだろうと組織委員会も期待している。
パラリンピックは9月に行われるため、気候が少し早くなるが、パラリンピック初開催の種目であり、日本からも4名の選手が現地入りしている。
5月のWTS横浜パラトライアスロンの金メダリスト・秦由加子(PT2/マーズフラッグ・稲毛インター)、山田敦子(PT5/アルケア)と、クロカン王子・佐藤圭一(PT4/エイベックスホールディングス)、水泳日本代表でもある木村潤平(PT1/ABCキュービック)である。
29日の夕方、すでにエントリーリストに掲載されている、秦、山田に加え、ウエイティングしていた佐藤圭一の名前が掲載された。31日現在、木村潤平の名前はない。あすのレース直前の選手受付までは出場の準備をして待つ。