7月11日、グラスゴー市街より3kmほどのトルクロスパーク内にあるトルクロス国際水泳センターで各国の選手たちが3日目の公式練習を行った。
59カ国から571(男子337・女子234)の選手が集まり開催されるIPC水泳世界選手権まであと2日となった。
日本選手団も全員が午前中、メインプールでの式練習を行った。練習の時間は現地組織委員会から平等に割り振られ1日2回をメインプールあるいはサブプールを使って行っている。
「怪我や事故もなく、順調に練習ができている。数名中国からの選手がみあたらないが、世界からライバルの選手の多くが集まり、選手たちも自分の状況や目標と向き合っている。」と峰村史世日本代表監督は話していた。
ロンドンパラリンピックから3年、1年後にリオパラリンピックを控えたパラスイマーにとってもっとも重要な大会と位置付けられている。日本選手団の新たな取り組みは、ロンドンでも功を奏したバジルドンでの調整合宿を行ったことや、オリンピック選手へのサポートから始まったJSC(日本スポーツ振興センター)のスタッフによるマルチサポートをうけながら直前の練習に挑んでいることだろう。
練習風景は、真剣そのものだった。また、寝食をともにする仲間どうし自分たちの泳ぎを確かめ合っているようだった。パラリンピック3大会、4大会に出場したベテラン、今大会が大きな経験となる若手のそれぞれが、トップスイマーとして立ち向かっていた。