パリパラリンピック水泳9日目(9月6日)のラ・デファンス・アリーナで行われた男子100m S11バタフライS11では、木村敬一が大会記録を更新(1:00.90)し金メダル、富田宇宙は銅メダルを獲得し日本のワン・スリーフィニッシュとなった。
「前半の50mは予選と同じようにやれば大丈夫だっていうふうに思っていて、本当に同じようにできたので良かった。1秒出ていたので自信を持って同じように泳いで最後に苦しいところを耐えればベスト出るかなっていう自信はあったので、そこをしっかりと追い切れてよかった」と木村は試合を振り返る。
木村の優勝を自分のこと以上に喜ぶ富田は、東京大会では銀メダル、ワン・ツーを飾ったがその座をウクライナのライバル、ダニーロ・チェファロフに奪われた。「(東京大会のように)ワンツーフィニッシュ決めたかったが、中盤から失速してしまって最後までできなかった。こういう結果になって結果としては悔しい。木村選手と、世界の選手と競えたことは誇らしい」と話してくれた。
鈴木孝幸が4個目のメダル(銀)
男子50m自由形S4で鈴木は、自己ベスト、アジア新記録を樹立した。「目標のタイムを達成できての銀メダルだった。
鈴木は、出場した個人種目4種目(50m平泳ぎSB3、50m自由形、100m自由形、200m自由形)で全てメダルを獲得した。
「出るからにはメダルというのは想定してたことにはなりますが、やはり200m自由形でメダル取れたのは自分でも驚きましたね」
(校正・そうとめよしえ)