関連カテゴリ: Paris2024, 夏季競技, 新着, 水泳 — 公開: 2024年9月5日 at 10:35 AM — 更新: 2024年9月18日 at 7:22 AM

【パラ水泳】激闘の中盤戦でチーム一丸、自分史上最強へ

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パリパラリンピックも折り返し地点を過ぎ、連日の熱戦が続くラ・デファンス・アリーナ。日本代表チームも疲労の色を見せ始める中、大会7日目、9月4日は個人種目3つとリレーに挑んだ。

銅メダル2つ!個々の挑戦と仲間の力

女子100m自由形S12では辻内彩野が、女子200m個人メドレーS14では木下あいらが銅メダルを獲得した。

銅メダルのセレモニーを終えて、観客席に手を振る辻内彩野 写真・秋冨哲生

辻内は、パリ直前でクラスがS12に変更となり、出場種目の距離が50mから100mに’変わり、慣れない距離でのレースとなった。それでも「経験値が爆上がりした」と語る彼女は、目標とするブラジルのゴメス・サンティアゴ マリア・カロリーナ選手とのレースを楽しみ、大舞台での成長を実感したようだ。

木下は、初日の200mバタフライS14が5位の悔しさをバネに、強豪ひしめくレースで見事銅メダルを獲得し、日本の知的障害女子として史上初のパラリンピックでのメダルという快挙を成し遂げた。

銅メダルのセレモニーを終えて、観客席に手を振る木下あいら 写真・秋冨哲生

男子100m平泳ぎS14で世界記録を持つ山口尚秀が銅メダルを獲得した様子が刺激となり、「私もメダルがほしい」と思った。

自分史上最強のリレー!絆が紡ぐベストタイム

混合4×100m自由形49ポイントリレーでは、メダルには届かなかったものの、チーム一丸となってベストタイム、アジア記録を更新した。
メンバーは齋藤元希、富田宇宙、石浦智美、そしてアンカーの辻内彩野。4人は、疲労困憊の中でも仲間の力強い泳ぎに背中を押され、最後まで全力で泳ぎ切った。東京大会の記録を超え、「挑め、自分史上最強」を体現したチームの絆が、非日常の生活の中でお互いと向き合うことで成し遂げるドラマを生み出した。
パリパラリンピックも後半戦へ。日本代表チーム(トビウオパラジャパン)は、互いを支え合い、高め合いながら、さらなる飛躍を目指す。彼らの挑戦は、私たちに勇気と感動を与え続けてくれるだろう。

(校正・そうとめよしえ)

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