関連カテゴリ: Paris2024, インフォメーション — 公開: 2024年7月25日 at 9:02 PM — 更新: 2024年8月7日 at 11:12 AM

パラフォト2024パリ取材プロジェクト

パリの熱狂が世界を変える!さまざまな「違い」を認め合い、共に生きる未来へ。パラリンピックが世界を変える瞬間を目撃せよ!

パラフォト2024パリ取材班

2000年、シドニーパラリンピックでの写真配信から始まった私たちの活動は、国内外のパラスポーツを「ファンのメディア」として伝えることに重きを置いています。障害のあるカメラマンや記者も参加し、取材者として互いに学び合いながら取材を行っています。

20年前の日本では、障害者のスポーツは健常者のスポーツと区別され、スポーツとしての認識が低い状態にありました。しかし、東京2020誘致に向けた2011年のスポーツ基本法制定により、スポーツは「障害の有無に関わらず、すべての人が楽しむ権利である」ことが保証されました。現在、日本はパラスポーツを通じて多様な人々が共に生きる社会を目指しています。

パラリンピックでも言われる「障害の社会モデル」は、障害を個人の問題ではなく、社会の仕組みの側にあるとする考え方です。この考え方は、私たちの障害者スポーツへの向き合い方を大きく変えました。パラリンピックでは「障害は個性」という「障害の文化モデル」を体現する世界が広がっています。

パリ取材の背景 無観客から有観客へ

2021年、コロナ禍により史上初の延期と無観客開催という未曾有の状況下で、東京は2度目のパラリンピックを開催しました。メディアを通して発信されたパラアスリートたちの姿は、人間の可能性と障害のあるアスリートの魅力を再認識させました。しかし、現地で取材を重ねた私たちにとって、観客の不在は大きな欠落感を伴うものでした。

2024年、パリパラリンピックは、8年ぶりにパラアスリートと観客とが共に夢を分かち合う場となります。パラフォトは、現地取材を通じてこの歴史的瞬間をとらえ、世界に発信します。アスリートの活躍はもちろん、革命の国フランス、パリでの初のパラリンピック開催がもたらす影響や、パラリンピックムーブメントの進展に注目します。多様な「違い」を認め合い、共に生きる未来へ。パリ2024オリンピック・パラリンピックのクライマックスとして、スポーツの世界を変える瞬間を、私たちはパリで目撃し、発信します。

取材目標

パラフォトは、パラアスリートの競技への情熱、観客の熱狂、そしてパリ市民の歓迎ムードを捉え、日本と世界中のパラスポーツファンに届けます。様々な社会課題解決を掲げたパリオリンピックの後、パラリンピックでも引き継がれる課題や、パラリンピックならではの障害者との共生への課題に注目します。

・メディアリテラシーの向上
NPOメディアならではのユニークな視点と、東京2020を経た日本のファンとして、信頼性の高い情報を発信し、パラリンピックの意義とパラアスリートの魅力を伝えます。東京2020に向けて培ったパラスポーツによる共生社会の浸透をより深めていくことを目的としています。

・フランス文化との対話
パラリンピックを通じた文化交流と対話の機会を活かし、障害の有無に関わらず、多様な豊かさを尊重し、共に生きる社会にむけた学びを発信します。

・テクノロジーの活用
AIや高度な技術を活用し、言語の壁を越えて取材し、日本と世界の人々にパラリンピックの感動を届けることを目指します。

<取材内容>

注目競技として、水泳、ブラインドサッカー、トライアスロン、車いすラグビー、陸上、馬術、ボッチャ(BC3)、女子車いすバスケットボール、バドミントン、卓球などを取り上げます。また、オープニングセレモニーや、パリの街とパラリンピックの関係、市民の反応なども取材します。

<発信媒体>

・パラフォト公式サイト:フォトニュースの更新
・パラフォトLIVE(YouTube):メインプレスセンターや競技会場からリアルタイムで現地情報を発信
・公式SNS:会場や街の様子、障害の当事者の視点を交えたアクセシビリティなど幅広く伝えます
Instagram; https://www.instagram.com/paraphoto_official/
Twitter;https://x.com/PARAPHOTO1
facebook;https://www.facebook.com/paraphotoclub
 facebook Album;https://www.facebook.com/paraphotoclub/photos_albums
・他メディアとの連携:ニュース配信:テレビ、新聞などのメディアと連携し、より多くの人に情報を届けます(ご興味あるメディアはご一報ください)

<取材体制>

・フォトグラファー:中村 Manto 真人、秋冨哲生
・フォトジャーナリスト:佐々木延江、地主光太郎、久下真以子、丸山裕理、粟田修平
・コメンテーター:栗栖良依(東京2020パラリンピック ステージアドバイザー)
・現地移動・宿泊サポート:能津和雄
・編集・校正:中村和彦、Ayako Tanaka Lainez、望月芳子、そうとめよしえ、木下未希
・技術サポート:森田和彦

現地取材期間
2024年8月24日~9月15日(11日以降早めに終了することがあります)

現地取材キャンプ:ポルト・マイヨー駅すぐ

お問い合わせください

取材責任者:佐々木延江
メール:sasaki(@)paraphoto.org (@) のカッコを外してください。

(校正・そうとめよしえ、地主光太郎)

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