神戸2024パラ陸上世界選手権・9日目の5月25日、円盤投F46(脳性まひ)の決勝。ウズベキスタンのKudratillokhon MARUFKHUJAEVが54.11mで優勝、新保大和(アシックス)は52.13mで3位となった。
5投目が終わった時点で新保の52.13m(3投目)が暫定1位。最後の6投目で、MARUFKHUJAEVが54.11mを、Edwars Alexander VARELA MEZA(VEN)が52.17mをマークし、新保は3位となった。
新保は「52mを目標としていた。2投目でいい方向に少し修正ができ、3投目の自己ベストに繋がった。風に助けられた感じの投げにはなった。 6投目は少しやりたいことができた感じがしたが、2投目と同じ風が吹いていれば、伸びたような気がする。1位から3位までせっていた中で、自分が逆転することもできた。そこで自分の弱さが見えた。残り50cmをひっくり返す気持ちと実力が必要だった」と口にした。
昨年パリでの世界選手権4位でパラリンピック出場を決めた新保。表彰台を争った2選手は昨年のパリでは勝ち、さらに今回は出場していない強豪もパリでは待っている。「自分は大きい大会に強いタイプ。大きい大会の方がベストは出る体質かなと思います」と新保。パリでは54m台の記録を出し、新たなメダルを神戸に持ち帰ってきて欲しい。
(編集)佐々木延江