神戸市で開催されている神戸2024パラ陸上世界選手権 5月22日 Day6 砲丸投げF46(切断・機能障がい)にパリパラリンピックに内定している斎藤由希子が出場した。2投目には、シーズンベストの11.72mを記録。銅メダルを獲得した。
斎藤は「シーズンベストが出たっていうのをまず評価すべき点だと思っていて」と切り出した。しかし、ゴールデンウィーク明けからのトレーニングに「頑張りすぎた」せいか、コンディション不十分での大会出場だった。「今回戦いに来たんですけども、 やっぱり2番に立てる時は2番取りたいとずっと思ってたし、そういう(コンディションを詰め切れなかった)悔しさが悔しかった」と振り返る。
パリに向けては「下半身強化、特にジャンプ系からダッシュ系などにトレーニングをシフトさせながら、スピードをもった投げができるようにしていきたい」と語った。今大会については
「今日は、子供、自分の親、兄弟も来ていて、 世界選手権で自分自身が戦っている姿を見てもらえたことが幸せだなと思います。」と振り返った。パリパラリンピックまであと少し、目標は12メートルそしてメダル獲得。持ち前のパワフルな気持ちでパリの空の下、笑顔の花を咲かせてほしい。
(編集・校正・地主光太郎、佐々木延江)