5月17日(金)、神戸2024パラ陸上1日目が神戸市須磨区の神戸ユニバー記念競技場で幕を開けた。
男子5000mT11でブラジルのジャッキスが世界記録!
午前のセッション、男子5000mT11でブラジル人の強さを見せつけるレースが展開された。
エウチン・ジャッキス(BRA)は、日本の唐澤剣也(SUBARU)の記録を2秒近く縮め世界記録(14:53.97)を樹立した。 一番乗りで世界記録を更新したジャッキスはレース後にインタビューに答えた。
「非常に満足している。東京に続き、神戸でも素晴らしい結果を出せたことで、日本への愛着が増した。レースについては、私は本来800m、1500mを得意としていて、短距離で勝負する方だから、はじめは後方の位置をキープし、後半にスピードを上げて追い抜く戦略だった。計画通りに進められた。
トラックが高速の出る素晴らしいトラック特性だったことも、良い結果に繋がった。パリのパラリンピックに向けて、日本や他国の強豪選手たちとの厳しいレースを予測している。ライバルと共に頑張りたい」
「ブラジルではパラスポーツの認知度が徐々に上がっている。私もヒーローとして応援されている」と語るエウチン・ジャッキス(BRA)
神戸の印象は「美しい街と充実した日本の設備、観客の熱い応援が大きな力になった。特に子どもたちの声援が世界記録達成のモチベーションになった」と話していた。
男子100mT73、フレームランニング
フレームランニングは足で蹴って進む競技で。イタリアの CCALCAGNI Carlo Fabio Marcelloが自身の持っている世界記録を更新(15.32)した。この種目はまだ始まったばかりでこれから人気が出てくるだろう。
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5月17日 午前の競技(セッション1) 写真・中村 Manto 真人
(編集協力・校正 そうとめよしえ、地主光太郎)