関連カテゴリ: アルペンスキー, パラアイスホッケー, 周辺事情, 新着, 普及, 東京, 東京パラムーブメント, 水泳 — 公開: 2023年12月23日 at 4:10 AM — 更新: 2024年1月12日 at 11:03 AM

いま語られるあの頃の真実!日本パラリンピアンズ協会20周年トーク&交流イベント

知り・知らせるポイントを100文字で

98長野パラリンピックで海外パラリンピアンの振る舞いに刺激を受けたパラアイスホッケーの永瀬充が、パラリンピック選手としての意識向上への想いを宿し、賛同した河合純一、大日方邦子とともに選手会としての活動が始まった。以降日本のパラスポーツの競技環境の構築に大きく関わり貢献してきた。この20年の歩みのポイントが選手の言葉で語られた。

NTCイースト

2019年に完成した完全バリアフリー、国内トップクラスの設備をもつ新しい屋内トレーニングセンター「NTCイースト」はオリパラ共用だがパラアスリートが優先的に使用できる。建設前の2013年の段階では、厚労省の管轄している国立リハビシテーションセンター(所沢)に作ったほうがいいんじゃないか?という考えがあったのを河合たちが覆した。

河合「オリパラ一体になっていこうとしているとき、それはちょっと時代に逆行していますし、もっと世界を見てください。オーストラリア、オランダ、カナダは一緒にやっています。一方で、韓国、中国は別の場所で作っているんですね。どっちを目指して進むかということをオフィシャル、アンオフィシャルに問いました」

そうして現在の北区のナショナルトレーニングセンターの東側に、オリパラ共用の日本代表選手が使用できる施設が建設された。東京2020へのパラリンピアンの練習拠点を切り開いたのは河合らの努力だった。

しかし、問題はそれだけではななかった。敷地の中は完全バリアフリーだがエリアへのアクセスが問題だった。敷地外のエリアは、東京都、北区、板橋区、バス業者、JRなど管理者が多岐に渡っていた。そこは、当時のオリパラ担当大臣とともに省庁をこえて横串で取り組もうということになった。

他にも、PAJでは東日本大震災の被災地支援、10周年シンポジウム、タレント発掘事業への協力、JADAアスリートフォーラムへの参加、自分達自身がスポーツを知るための取り組みなども行って現在にいたっている。

<目次>
ゼロから1オリンピアンとの絆スポーツ行政への働きかけNTCイースト若手のパラリンピアンたち

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