10月26日、アジアパラ4日目。専用施設である「China Goalball Training Base」で行われたゴールボールの準決勝戦は、日本代表の男・女とも韓国代表の対戦となった。決勝戦を明日に控えた試合は、男子が10-4、女子が3-0で日本チームがともに勝利した。
女子
キャプテン高橋利恵子(茨城県・Merveilles)
「韓国とは予選を1-1で引き分けてしまい、しっかり勝たなくてはという思いでした。あらためて作戦を練り直してやったことが上手くハマって結果につながったと思います。(決勝で対決する中国とは)予選では4-5と拮抗したが負けてしまったので、明日は全力だしきって金メダル取りたいと思います。
アジアパラのあとAP(パリパラリンピックの出場権のかかるアジアパシフィック)大会も同じチーム、同じ選手が出場する試合なのでしっかり今回でためしながらやって、自分たちのプレーでいいながれでAP大会につないでいきたいと思います」
新井みなみ(埼玉県・Merveilles)
「こういう総合大会ははじめてで、今後の成長につながる世界の舞台に立たせてもらえたことに感謝しています。韓国と戦うの初めてでそれもスタメンで出させてもらって。私はディフェンスが苦手ですが、そのディフェンスで0点でおさえて、後半のメンバーにつなげられ自信にもなりました。
この場でいい結果をのこしてつぎのAPの大会で金メダルをみんなでとってパリでメダル獲得できるように、この場で少しでも成長したいと思います」
男子
男子は、8月のバーミンガムで行われた世界選手権でパリパラリンピック出場が決まっている。韓国と対戦し10-4で準決勝を制した。前半7点をあげ、相手を無失点に抑えて折り返し、後半は点をとられたが前半からの流れを崩さずに試合を終えた。
試合後、キャプテン川嶋悠太(東京都・チーム附属A)
「前半0点でおさえて、流れをうまくもっていけたのでよかったかなと思います。後半点をとられましたが、おちついて対応できたと思います。
このあと11月にアジア選手権があって、もう一つのアジア出場国が決まる。日本と中国ともう一つ、おそらく韓国かイランと8月にパリであたるので、そういった意味で決勝、おそらく中国かと思いますが、しっかり勝っておきたい。中国は東京パラリンピックで負けている相手でもあるので、来年のパリに向けて進んでいきたいと思います」
明日10月27日の杭州アジアパラ、ゴールボール決勝戦は、China Goalball Training Baseで女子15時、男子16時15分から(日本時間)。
(編集協力・そうとめよしえ、地主光太郎)