関連カテゴリ: IBSA, IBSA Birmingham2023, イギリス, サッカー, ブラインドサッカー, ブラインドスポーツ, 国際大会, 夏季競技, 女子, 新着, 観戦レポート — 公開: 2023年8月16日 at 7:22 AM — 更新: 2023年8月20日 at 3:22 PM

第2戦も勝利、ブラサカ女子はグループステージ1位で準決勝へ。IBSA2023

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女子は竹内キャプテンの代表初ゴールが決勝点となり、準決勝へ進出。モロッコとイングランドが引き分けたため、日本はグループステージ1位で突破した。

代表初ゴールが決勝点となった竹内真子のシュート 提供:鰐部春雄/日本ブラインドサッカー協会

 「バーミンガム2023IBSA ブラインドサッカー女子世界選手権」2日目、日本は第1戦でモロッコに引き分けたスウェーデンと対戦した。
 日本のスターティングメンバーは、ピヴォが田中一華(背番号16)で、左アラに若杉遥(背番号14)右アラに竹内真子キャプテン(背番号7)、フィクソに鈴木里佳(背番号8)、ゴールキーパー寺林眞智子(背番号23)の布陣だ。ゴールキーパーとピヴォが前日のイングランド戦から変わっている。
 日本は第1ピリオド開始から、積極的に攻めにでる。開始2分に竹内が巧みなドリブルで相手ディフェンダーをかわし、ほぼゴール正面からゴール右隅に決めて代表初ゴールをマークした。竹内はその後も積極的にドリブルからのシュートを仕掛ける。若杉、田中も積極的にゴールに迫ったが、スウェーデンの大きな身体を張った守りに追加点を奪えず1−0で第1ピリオド終了。

 第2ピリオド開始早々、島谷花菜(背番号13)が相手ゴールキーパーの反則(エリア外でのボールキャッチ)からPKを得るが、好セーブに阻まれ追加点ならず。

島谷のPKは相手キーパーBergに阻まれる 筆者撮影

 第2ピリオドからピッチに立った菊島宙(背番号10)は、プレーした10分間で3度(眼を覆う)アイパッチのチェックを受けた。彼女のプレーが審判に見えているかのような印象を与えていたのだ。最後は審判からアイパッチの交換を求められ、ピッチを後にした。結局ポスト直撃など7本のシュートを放つも、相手GKの好守もありノーゴールに終わった。日本はその後も積極的なパス交換でスウェーデンのゴールに迫るも追加点を奪えなかったが連勝で準決勝への進出を決めた。
 日本とスウェーデンの試合後に行われたイングランド対モロッコが0−0の引き分けに終わったため、グループステージ1位突破が確定した。

アイパッチのチェックを受ける菊島 筆者撮影
相手の体を寄せる守備に思うようなシュートが打てない田中 筆者撮影

 竹内キャプテンは試合後、自身のゴールについて「(昨日の試合では数多くのチャンスがあるなか決めきれなかったが)今日はガイドの彌冨さんと練習したことがいかせ、自分の得意なコースを具体的にイメージし、落ち着いてシュートできた」と振り返る。また「練習してきたパスが繋がった。後ろから左右へパスを通すことができ、ワクワクした。逆に練習でやってきてピッチ上で再現できなかったこともある。明日の休みを利用してもう一度整理し、チームの気持ちを整えて、グループステージ最終戦に向かいたい」と語った。

 日本のグループステージ最終戦はモロッコで8月17日 16:30(日本時間)キックオフ。フィールドプレーヤーが交代要員なしの3人で構成されたチームだが、現時点で2位となっている。また、日本の準決勝は8月20日 16:30(日本時間)となっている。グループステージ最終戦、準決勝はJBFA公式Youtubeチャンネルでライブ観戦&声援をぜひ。

(校正・中村和彦、佐々木延江、そうとめよしえ)

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