「バーミンガム2023IBSAワールドゲームズ ブラインドサッカー女子世界選手権」が、バーミンガム大学バーンブルックサッカー競技場で8月14日開幕した。グループステージ2試合目に登場した日本代表は5−0で開催国のイングランド代表に快勝した。客席にはイングランドの応援が集まり試合を盛り上げた。
12日に現地入りした日本代表は、移動の疲れも見せず、第1ピリオド開始早々積極的にイングランドゴールに迫る。2分に若杉遥(背番号14)のキープからエース菊島宙(背番号10)にボールが渡りそのままゴール。その後、4分、7分にも菊島は得点を重ねる。同11分には若杉が代表初ゴールを上げ4−0で第1ピリオドを終えた。
第2ピリオド3分に島谷花菜(背番号13)がゴール左隅にシュートを決めて公式戦初出場、初ゴールを挙げた。守っても、ゴールキーパーの和地梨衣菜(背番号1)が2度の1対1を防いでイングランドの攻撃を0点に抑えた。代表チーム全員が出場して初戦を勝利で終えた。
山本夏幹監督は「一人の選手が運ぶのではなく、複数が関わってボールを動かすという攻撃スタイルを一年半かけて作ってきた。そのスタイルをしっかり出すことができた。2点先行したら、積極的に選手を替え、緊張感ある試合を経験する予定だった」と語った。今回得点した、若杉、島谷については「この試合に向けて積み上げてきたものが実った。キャプテンの竹内はなかなか決めきれなかったが、残り4戦で絶対に必要な選手」と今後の期待を語った。
同じグループAのスウェーデン対モロッコの試合は1−1の引き分けに終わり、日本がグループAの暫定首位に立った。
日本代表の第2戦は、8月15日 16:30(日本時間)にスウェーデンと対戦する。ぜひこちらのJBFA公式YouTubeチャンネルにてライブ観戦と共に声援を届けてほしい。
(校正・中村和彦、佐々木延江、そうとえよしえ)