8月1日、マンチェスター2023パラ水泳世界選手権2日目。
窪田幸太(NTTファイナンス)が、男子100m背泳ぎS8に出場し1分6秒40で銀メダルを獲得した。前半30秒89のトップで折り返したが、スペインのLLOPIS SANZ Inigo(1分5秒32)にラスト25メートルで追い抜かれた。
窪田は東京パラリンピックで5位、今年3月1分5秒56の自己ベストをマークし世界ランク1位で初の世界選手権を迎えた。レースは午前の予選がなく、夕方の決勝のみに絞られた1発勝負であり、窪田自身もこのレース1本に絞りこみ全力で挑んだ。
100メートルバタフライに新たなライバル現る!
男子100mバタフライS11には、東京パラリンピック、過去2回の世界選手権でワン・ツーを決めた木村敬一(東京ガス)と富田宇宙(EY JAPAN)が出場。パリへの新たな環境で取り組んだ木村が銀メダル、富田は銅メダルに終わった。
予選で1位だったウクライナのCHUFAROV Danyloが1分0秒6の世界記録を樹立し、木村を圧倒した。
男子100メートル自由形S4に出場した鈴木孝幸(GOLDWIN)は銅メダルだった。1位はイスラエルのDADAON Ami Omer、2位は車いすラグビーのニュージーランド代表でもあるLESLIE Cameron。顔馴染みのライバルどうしが戦った。
この日、200メートル個人メドレー予選/男子S10南井瑛翔(近畿大学)が自身のアジア新記録を更新したが、世界選手権10位、女子S9の福田果音(KGSときわ曽根)も自己ベストを更新し11位だった。
(Photo/Sam Mellish/Manchester 2023 LOC 校正・そうとめよしえ、地主光太郎)