第一回全国車いすハンドボール Knocku(のっきゅー)カップ(一般社団法人Knocku主催)が新宿コズミックセンターで7月23日、開催された。
「車いすハンドボールは、初心者であっても楽しめるというところが魅力。車いすスポーツをもっといろいろな人に広めて裾野を広げたい」と一般社団法人Knocku代表理事の岡田美優氏は語る。Knockuカップでは、競技志向の人が参加できる「チャレンジカップ」、楽しくプレーしたい人向けの「ビギナーズカップ」の試合を設け、さらに、初心者が参加する体験会も試合形式でおこなわれた。ルールは国際ルールをカスタマイズして行われている。
「競技志向」のチャレンジカップ
「楽しみ志向」のビギナーズカップ
体験会
車いすハンドボール体験会は「楽しかった」と神奈川県鎌倉市在住小学6年生の田﨑かのんさん、かりんさん姉妹は笑顔で答えた。生まれつきの脳性まひで車いすを使っているかのんさんは「普通の車いすより扱いが難しくスピードを抑えるのが大変だった」、かりんさんは「車いすを使うのは大丈夫ですぐになじめた」と話した。
大会関係者、観客含め162名の参加に「かなり盛り上がった。いろいろな人を巻き込んで、大会をより大きくしていきたい」と岡田氏は語る。障害のある人とない人を繋げ、共に生きる「小さな共生社会」を創り続けるというknocküの活動ともども大きくなっていくに違いない。