関連カテゴリ: 車椅子ハンドボール — 公開: 2023年7月30日 at 3:45 PM — 更新: 2023年8月4日 at 6:43 PM

障害のある人もない人も参加できる、第一回全国車いすハンドボール「Knockuカップ」が開催された!

知り・知らせるポイントを100文字で

障害の有無、性別、年齢、競技レベルを問わない車いすハンドボール大会が「小さな共生社会」を創り続ける目的で開催された。

第一回全国車いすハンドボール Knocku(のっきゅー)カップ(一般社団法人Knocku主催)が新宿コズミックセンターで7月23日、開催された。

「車いすハンドボールは、初心者であっても楽しめるというところが魅力。車いすスポーツをもっといろいろな人に広めて裾野を広げたい」と一般社団法人Knocku代表理事の岡田美優氏は語る。Knockuカップでは、競技志向の人が参加できる「チャレンジカップ」、楽しくプレーしたい人向けの「ビギナーズカップ」の試合を設け、さらに、初心者が参加する体験会も試合形式でおこなわれた。ルールは国際ルールをカスタマイズして行われている。

 

「競技志向」のチャレンジカップ

チャレンジカップ UnderDogがパスされたボールを必死に追いかける 筆者撮影
チャレンジカップ TOKYOWAVESが混戦の中からシュートを放つ 筆者撮影

「楽しみ志向」のビギナーズカップ

ビギナーズカップ ビーチハンドボールで昨年全国大会優勝しているThetis東京から参戦。「健常者と障害者が一緒にできるので知り合いの車いすに乗っているお子さんとも試合ができたのは嬉しい」と微笑んだ。 筆者撮影

体験会

車いすハンドボール体験会は「楽しかった」と神奈川県鎌倉市在住小学6年生の田﨑かのんさん、かりんさん姉妹は笑顔で答えた。生まれつきの脳性まひで車いすを使っているかのんさんは「普通の車いすより扱いが難しくスピードを抑えるのが大変だった」、かりんさんは「車いすを使うのは大丈夫ですぐになじめた」と話した。

講師ら(中央)と一緒に試合を楽しむ田﨑かりんさん(右)、かのんさん(右奥) 筆者撮影

大会関係者、観客含め162名の参加に「かなり盛り上がった。いろいろな人を巻き込んで、大会をより大きくしていきたい」と岡田氏は語る。障害のある人とない人を繋げ、共に生きる「小さな共生社会」を創り続けるというknocküの活動ともども大きくなっていくに違いない。

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