10月22日、仁川2014アジアパラ・水泳競技4日目。最大6種目など、多くの種目にエントリーした選手が多いなか、すでに疲労が見え隠れする時期を迎えている。ここをどう過ごすかも、リオ、東京をめざす若いスイマーには貴重な時間の体験となる。
男子は、午前中から決勝があり、木村敬一が100M平泳ぎS11で金、鈴木孝幸が50M自由形で銀メダル。
午後は、江島大佑が前日予告していた通り、100M背泳ぎで金メダル、ロンドン後として良いタイムになった。初日からのアウェイ感を振り払い、リオにつながる泳ぎができたようだ。
「リオは、50Mバタフライを中心に練習していきます」と決意を語ってくれた。
また、知的障害(s14)の津川拓也が100M背泳ぎで銅メダルを獲得。
「いい泳ぎができた」と話してくれた。
女子は、100M平泳ぎで一ノ瀬メイが自己ベストの銀メダル、100背泳ぎS8で鎌田美希が銅メダル。
「1秒以上のベストを更新できた。かつてない多くの種目にエントリーした大会で、泳ぐ前から脚がだるくなっていた。今回に向けて猛練習してきたので、自分を信じて泳いだ」と一ノ瀬。
明日、23日はいよいよ最終日を迎える。アジア全土からのスイマーが疲れとの闘いもある。よい力を出し切れることを祈っている。
<金メダル>
木村敬一(24歳・東京ガス)男子100M平泳ぎS11 1:13.56
江島大佑(28歳・シグマクシス)男子100M背泳ぎS7 1:17.47
<銀メダル>
鈴木孝幸(27歳・ゴールドウィン)男子100M自由形S5
一ノ瀬メイ(17歳・京都市) 女子100M平泳ぎS9
<銅メダル>
木村潤平(29歳・NTT東日本)男子100M背泳ぎS7
小山恭輔(26歳・コロプラスト)男子50M自由形S6
鎌田美希(17歳・奈良県)女子100背泳ぎS8
津川拓也(22歳・大阪市)男子100M背泳ぎS11
1日合計8、4日間合計45