LIGA.iとフランスグランプリの経験を活かしてアジア選手権への抱負
2022年8月29日(月)から9月4日(日)に、フランス・シルティカイムで開催された「ブラインドサッカーワールドグランプリ in フランス(以下フランスグランプリ)に男子日本代表が出場した。日本は予選でブラジルに初勝利した。再度の対戦となった決勝戦ではスコアレスドローの後PK戦で惜敗し、準優勝となった。
2022年11月9日(水)〜20日(日)に行われるIBSA ブラインドサッカーアジア選手権 2022(インド・コチ)(以下、アジア選手権)では優勝チームに与えられるパリパラリンピック出場権の獲得を目指している。
フランスグランプリに出場、アジア選手権に出場予定の男子日本代表の川村と鳥居にインタビューを行った。
川村怜(パペレシアル品川 5番)
Q:LIGA.i 3戦通しての感想と3戦を通して得られた収穫を教えてください。
A:チームとして日本選手権に向けてチャレンジをしていく中で、3試合通していろんな挑戦ができたし、今日も含めて3試合通してできたので、チームにとって良い収穫はあった。いろんな交代メンバーを使いながらチームの底上げ、これまで経験の少なかった選手がしっかりとピッチに立って経験をして、新たな気づき、新たなプレースタイル、試合の中で経験したことを練習で活かせるので、日本選手権で優勝を目指す上でとても貴重な3戦になった。
Q:フランスグランプリ後の最初の試合、どんな気持ちで臨みましたか?
A:日本代表の試合を見て頂いた方が注目して、今日も足を運んでくれた方が何人かいるので、そういった方に良いプレーを見せたいと思った。しっかりハードワークしてゴールを決めたかったが、それを見せることができなかったので、ちょっと悔しいですけど、面白い試合ができたのでよかった。
Q:アジア選手権に向けた意気込みを教えてください。
A:freebirdにも何人か日本代表がいて、頼もしい選手が増えてきている。ベテランの選手と若い選手が融合して、これまでの中で一番強い日本代表チームでアジアに挑める。必ず優勝してアジアチャンピオンになって次(パリパラリンピック)につなげたい。
鳥居健人(free bird mejirodai 11番)
Q:LIGA.i2位の感想を教えてください。
A:正直 freebirdは、トップでこれまでずっとやってきたメンバーと、サテライト、その新規加入したメンバーに、どうしても技術の差があった。今回の大会は、チーム総力戦と決めていたので、2位になれたというのは一つの達成ではある。次は1位を取ろうという目標も明確になったので、まずまずの結果だった。
Q:フランスグランプリから得たものをピッチで見せることができましたか?
A:僕自身は、例えば試合会場が世界なのか日本なのか、相手がブラジルなのか日本のチームなのかというのは正直あまり気にしていない。戦う相手、その相手だけを見ているので、前に比べてとか他に比べてとかというような意識はしていない。
Q:アジア選手権に向けた意気込みを教えてください。
A:日本でもLIGA.i、新リーグという形で試合の機会を作って頂けることはすごくありがたい。試合の経験数を増やすことが、僕たちには大事なので、アジア選手権を迎える前にLIGA.iという場所があり、試合ができたというのは有難いですし、ここで得た経験を他の場でも自分の技術発揮だったりとかでは活かしていきたい。
(写真協力・内田和稔 編集協力 地主 光太郎、中村和彦、佐々木延江)