連日の北京パラリンピック。ウインタースポーツ、シットスキーを楽しむ子供たちは、今回の北京パラリンピックをどのように見ているのだろう。
旭川のクラブチーム「999AC旭川シッティングスキー部」でシットスキーを楽しむジュニアたちが、北京パラリンピックのクロスカントリースキーレースを見て、思ったことを書いてくれた。
私が北京パラリンピックを見て、感じたことです!
まず、クロスカントリーの有安選手が代表に選ばれて嬉しかったことです。私は2月に参加したナイトクロカンに有安選手が参加していて、まだその時代表が決まってないときで結果を待っているとお話してくれました。その後、代表が決まったと聞いてすごいなーと思ったし応援しようと思いました。ガイドの藤田コーチも私が所属している999ACにときどき来てくれて、お世話になってるので二人をすごく応援しようと思いました。
学校から帰ってきて、滑っている姿をTVで観ることが出来ました。2人が滑っている姿を見て、とても練習をしてこのために努力してきたのが伝わりました。有安選手が転倒してしまった時、自分のベストを尽くそうと立ち上がって走る姿はとてもかっこよかったし、自分もこんなふうになりたいなと思いました。
私はパラスポーツも勉強も今回頑張ってる選手を見て頑張ろうと思いました。(勝本梨楠)
旭川の大会で見たことのある選手たちがパラリンピックに出ているのを見ていると嬉しいです。特に有安選手のガイドスキーヤーをしている藤田さんは一緒に練習をしてくれている人なので、いつも応援しています。「藤田さん、お土産待ってます!」
自分もシットスキーをしているので、森選手はすごいと思います。特にスタートダッシュがやばいです。あれは今の僕には無理です。でもいつか競争してみたいです。僕の名前は川除選手と同じタイキです。中継の「タイキ頑張れ!」という声援を聞くとちょっとドキッとしました。
自分もあんな感じで応援されることもあるのかなぁと想像しました。(熊谷太希)
シットスキーの選手が沢山出ている。
大会を見たことが無かったのでパラリンピックをみて、色々な選手が見れて凄いなーと思いました。知っている選手が出ていると応援も凄く楽しいです。
質問
シットスキーのスタートして、すぐカットされたコースから出る人と、そのままコースに入ったまま行くのは何が違うのかな?と思いました。(盛永旺佑)
この質問は、今回、惜しくも北京代表には入れなかったシットスキー選手の柴田真聖さんから、メッセージが届いた。
「カッターから出るのは、すぐ先のコースが曲がっていて、カッターより近道したいのもあると思います。あとは単純にカッターより滑りやすかったり、選手の好みもあります。」
そんな柴田選手と、コーチ兼メカニックの999AC旭川シッティングスキー部の泉谷コーチは、週末、岩手県に行った。岩手県でシットスキーの普及体験会を開催するという。旭川、札幌をはじめ、日本全国で、ウインタースポーツ愛好家が増えるとともに、シットスキーのジュニアたちが増えることを願っている。