北京パラリンピックが近づく2月11日、旭川市にある北彩都スキーコースで有安諒平&藤田佑平の通称「ヘイヘイコンビ」と会った。
この日から始まった北京パラ前の直前合宿。ただ、この時点では、まだ、代表には呼ばれていない…
本人たちもドキドキ、そして、その日、二人に合った旭川の仲間たちもドキドキしていた。

藤田ガイドには、2年前より、旭川市のクラブチーム「999AC旭川」のアドバイザーとして、シットスキーの子どもたちや、ブラインドの子どもたちに声をかけてもらっている。特に、ブラインドの全盲女子からは、藤田ガイドにあこがれ、「いつかガイドをしてもらいたい」と夢見ているものたちもいる。そして、2月16日に北京出場が決まったことを知り、私たち旭川のみんな、とても喜んだ。
北京での有安&藤田ペアの滑りは、驚くほどに上達していた。(IPCユーチューブライブで試合が報じられていた)

このコンビがスタートしたとき、失礼ながら北京パラは難しいのではないかと思うぐらいだった。途中、東京パラリンピック・ボート競技の選手として出場した有安選手。時間的にも厳しかったはずなのに、良くここまで2人の滑りが高まったことに驚いた。コロナ禍ではあったが、旭川市で何度も合宿を重ねてトレーニングしてきた成果が出ていたと感じる。
しかし、ブラインドクラスの壁は高い。カナダのブライアン・マッキーバー選手を筆頭に、圧倒的なレベル差を感じさせられた。(そんなマッキーバー選手は、北京パラで引退と聞いている。記事はパラフォトで詳しく報じている。)
日本のクロスカントリースキーのブラインドクラスの選手は、ほとんどいない。今後、有安選手に続く、第2、第3の選手たちが現れてくれることを望む。スキーに取り組みやすい環境、スキーがしたくなる環境を、今後つくっていくことが大切なのだと改めて考えさせられている。

(編集校正・佐々木延江)