関連カテゴリ: COVID‑19感染対策, Tokyo 2020, セレモニー, 夏季競技, 東京パラムーブメント — 公開: 2021年9月6日 at 7:15 AM — 更新: 2022年8月15日 at 1:41 PM

世界が課題と未来を共有した。東京パラリンピックが閉幕!〜パラフォト記者それぞれの取材が終了〜

担当/5-aサッカー、ボッチャBC3

今回の大会を通じて感じたのは、パラリンピックを競技で観るか、国で観るのかということ。
これはオリンピックにも共通することですが、極端に言えば、ある競技を日本選手に限らず観るのか、様々な競技に出場している日本選手のみを観るのかということになります。
今回の私の立場ではブラインドサッカーとボッチャBC3にほぼ限定されていましたから、日本(だけ)応援モードが別世界のように見えていました。良いとか悪いとかではありませんが。ちなみにブラインドサッカーは日本戦以外になると日本人メディアの数が激減、それでも3~4人はいるのですが3位決定戦は私一人でした。

ブラインドサッカーのプレーで脳裏に焼き付いているのは、ブラジルvs中国戦で、リカルジーニョかららの高速クロスにノナートがダイレクトで合わせた、この世のものとは思えないくらいの異次元プレー。それから日本vsスペイン戦で川村怜の浮き球のパスを黒田智成が直接蹴りこんだゴール。これもブラインドサッカーの歴史において長く語り継がれるスーパーゴールでした。この2ゴールは底知れぬ人間の可能性を感じました。

それからよく脳裏を巡っていたのはパラリンピックにはない競技のことです。これまで私が関わってきた競技は、パラリンピックと関係ない、あるいは正式種目になりたくてもなれない競技が多かったからでもあります。

それにしてもブラサカ会場のメディア席は屋根がないので、暑いか雨が降るかで泣きたくなりました。
とりとめのない雑感で失礼しました。

川村怜からの浮き球のクロスを直接ゴールに蹴りこむ黒田智成   写真・秋冨哲生

中村和彦

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