関連カテゴリ: デイレポート, 取材者の視点, 国際大会, 東京, 観戦レポート, 車いすラグビー — 公開: 2021年8月27日 at 9:11 PM — 更新: 2021年8月29日 at 1:04 PM

車いすラグビー、準決勝の対戦相手のイギリスはどう見ているのか? 日本、メダル確定まであと1勝

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東京パラリンピックの車いすラグビーは8月27日、アメリカとイギリスがプールBの予選リーグ最終戦を戦った。この結果、アメリカが50ー48で勝利。
プールA・1位通過の日本は、プールB・2位通過のイギリスと準決勝で対決することが決まった。

日本が世界ランク3位なのに対し、イギリスは世界ランク4位。最後に対戦したのは、2019年の「車いすラグビーワールドチャレンジ」の3位決定戦で、日本は54ー49で勝って銅メダルを獲得している。キャプテンの池透暢(3.0)が「イギリスにはずっと勝っているが、それが逆に不気味かもしれない」と話すほど、相性のいい相手だ。

明日の準決勝で対戦するイギリスのエース、ジム・ロバーツ

イギリスのエースは、持ち点3.0のハイポインター、ジム・ロバーツ。競技歴11年で、代表を支えてきた存在だ。
「日本はとても強いチームで、チームワークがとてもいいので、正直苦戦すると思う。ハイポインターが4人もいて、なかでも島川慎一(3.0)は5大会目のパラリンピック出場で経験豊富。池透暢や池崎大輔(3.0)も脅威だ。明日には彼らといい勝負ができるようにしたい。きっといい試合になるはず」と意気込んだ。

「アリーナをファンの声援で埋められないのは残念だが、開催に感謝している」と話すジム

33歳のジムは、東京パラリンピックが終わったら現役を引退する意思を、かねてから表明している。
「東京大会の延期で、選手としてあと1年続けるかどうかというのは、とても悩んだ。でも、チームとしての目標を一緒に達成したかったし、終わるまでこのチームを見届けたいという思いがあったので、頑張ってくることができた。素晴らしい大会を開催してくれて、本当に感謝している」。

日本にとっても、イギリスにとっても、泣いても笑ってもあと2試合。両チームの最高のプレーを見届けたい。

(編集・校正 望月芳子)

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