グループA ブラジル vs 中国

プレビュー

 世界王者とアジア王者の対戦。400日以上、海外の目に触れずトレーニングを続けてきた中国代表がベールを脱ぐ。
 超絶技巧のドリブルサッカーから何かしら新たな戦術を上乗せしたのか、ブラジル相手に割り切った戦い方をするのか。一方のブラジルはどんなコンディションで初戦に入ってくるのか、注目の一戦。

試合結果

チーム前半後半ゴール
ブラジル123
中国010
3 - 0
フルタイム

 中国はブラジル相手に激しい守備をみせ、ブラジル選手にシュートまで持ち込ませない。一人、二人が抜かれても最後尾の刘猛(リイゥ・モン)がストップする。リカルジーニョも「なかなかドリブルするチャンスがない」と感じていた。
だが前半15分中盤右サイドでフリーキックを得たブラジルは、リカルジーニョがドリブルで中央へカットインしゴール前に迫る。足元に吸い付くようなドリブルを、中国はファールでしかとめられない。ゴール前で得たフリーキックをノナトが蹴りこみ、ブラジルが先制。
 後半4分過ぎには中国のゴールキーパーがエリア外のボールに触れてしまい、ブラジルにPKが与えられる。ブラジルはディフェンダーのカッシオが右隅に強烈なシュートを蹴りこみ2-0とした。だが中国の選手は足がつりそうになりながらもブラジルゴールに迫る。

   そしてブラジルにスーパーなゴールが生まれる。右コーナーキックの流れからリカルジーニョがゴール前にクロスを入れ、ゴール前でノナトがダイレクトで合わせゴールネットを揺らした。晴眼者のサッカー、フットサルであればよくあるゴールだ。リカルジーニョも「簡単ではない」という。何度も練習を積み重ね、ゴールを決める直前にもゴール前にボールを送ると伝え、正確なクロスをノナトに送ったからこそのゴールだった。
 試合はブラジルが3-0で勝利し勝ち点3、第1戦終了時では日本が得失点差でグループAの首位となった。 記事 「ブラインド・サムライ」ブルーのユニフォームでフランスに4点差勝利!

詳細

日付 時間 ステージ 大会
2021年8月29日 11:30 AM グループA 東京2020

会場

青海アーバンスポーツパーク
青海アーバンスポーツパーク, 東京港臨港道路青海縦貫線, 一丁目, 青海, 江東区, 東京都, 135-0064, 日本