関連カテゴリ: Tokyo 2020, ジャパンパラ水泳, 取材者の視点, 地域, 横浜, 水泳 — 公開: 2021年5月22日 at 5:17 PM — 更新: 2021年5月29日 at 11:36 AM

2日目・実力派若手が予選で3つ日本記録更新!決勝で派遣基準突破なるか?!〜WPS公認公認ジャパンパラ水泳<予選速報>〜

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3つの日本記録樹立

WPS公認ジャパンパラ水泳競技大会、2日目の予選では、若手組から3つの日本記録が樹立された。地元横浜の日向楓(宮前ドルフィン)が男子50mバタフライS5で35秒89の日本記録を更新。昨日も日本記録を更新した日向が、自身のメイン種目で派遣基準まで0.75と内定へ迫る泳ぎをみせてくれた。

横浜の地元出身、日向楓(宮前ドルフィン)は昨日から連続で日本記録を更新した。5月22日・大会2日目、メインの50mバタフライS5予選のスタート前。 写真・秋冨哲生

午後の予選で、女子50mバタフライS7で西田杏が37秒01の日本記録で派遣標準へ0.07秒と迫り、男子100m自由形S10 南井瑛翔(近畿大学)が57秒34の日本新記録をきった。伸び盛りの3選手が実力をつけてきた。

進化を続ける西田杏(三菱商事)。女子50mバタフライS7予選の泳ぎ 写真・秋冨哲生

男子100m自由形S14(知的)の頂点は・・

男子100m自由形S14。パラリンピックでは開催されないが、力のある選手の腕だめしが見られる 写真・秋冨哲生

男子100m自由形予選第では知的障害の選手層が厚く、東海林大と山口尚秀がともに54秒台とリード。山口は東海林を確認する余裕の泳ぎを見せていた。決勝ではどうなるか。

150m個人メドレーSM4、加藤作子の挑戦

女子150m個人メドレーSM 4、加藤作子(A・S・A)のスタート前の様子。感染対策を講じながら万全の体制で競技運営 写真・秋冨哲生

150m個人メドレーはパラスポーツ独自の種目である。SM3とSM4の障害の重い選手が対象となり、バタフライが省かれ背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の順に泳ぐ。
SM4は成田真由美が日本記録を持つ。シドニーパラリンピック(2000年)200m自由形リレーの金メダリスト加藤作子(A・S・A)は、自身のクラスSM3の日本記録保持者であるが、一つ軽いクラスに出場することでクラスを超えて挑み続けている。

鈴木孝幸2つ目の派遣標準切りへ

男子150m個人メドレーSM4予選をスタートした鈴木孝幸(GOLDWIN)

男子150m個人メドレーSM4予選で鈴木孝幸は3分51秒93というタイムだが、彼にとってウォーミングアップだろう。2019年ロンドン世界選手権で日本記録でもある2分37秒29で銀メダルを獲得しており、決勝ではどんなタイムを叩きだすのか楽しみだ。

(写真取材・秋冨哲生)

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