来シーズンの旭川で、IPCクロスカントリースキー・ワールドカップが行なわれることがほぼ確定している。荒井監督の熱意からになる大会だが、1年前となる今まだあまり知られていない。ソチが目前のこの時期、話題はソチに集中しているが、来年はジャパンパラ・クロスカントリースキーと同時開催で、ここ旭川でワールドカップが開催され、世界からトップアスリートがやってくるのだ。
長野パラリンピックでデビュー、前回バンクーバーパラリンピックでついに二つの金メダルを獲得した、新田佳浩(33歳・日立ソリューションズ)は、毎シーズン海外でのワールドカップに挑戦し続けて来た。日本でのワールドカップへの期待を話してくれた。
「長野以来で、みなさんに高いレベルの競技をみせることができて嬉しいです。また、受け入れてくれた旭川市長をはじめ、市民の皆さんにも感謝しています。世界の強豪相手に引けを取らないレースをワールドカップで見せることができると思います。今回ソチをみた人にまた来年、応援していただきたいと思いますので、まず、ソチを頑張ります」
9日に行なわれた壮行会の席で、JPC副会長・IPC理事の山脇康氏は、
「私は、今回はじめて旭川にきました。そして、旭川の皆さんの熱い心と、ここがウィンタースポーツにとって重要なところだと知りました。来年はIPCクロスカントリースキーのワールドカップがあり、2018年にはお隣・韓国のピョンチャンで冬季パラリンピックがあります。2020年の東京に先駆けて、この熱い応援を続けてください。私も皆さんの想いを、東京とIPCに伝えたいと思います。ぜひ、この旭川から世界へ発信していきましょう!」と、呼びかけていた。